チームビルディングとの出会いーその2
あれこれ模索している時期に、しっくりこなかったら組織の改善提案等で悩むのは最後と思って受講したのが、斉藤式 チームビルディング基礎講座だった。
覚悟を決めて受講したものの、どこか懐疑的な気持ちがあったのも否めなかった。
はじめにニックネームを書いて胸に貼って下さいと言われても、面倒くさいなと思ったほど…
受講者は私も含め7名。全員がニックネームを胸につけ、講座が開始されるのを待っていた。
最初の自己紹介のやり方で、懐疑的だった思いはどこかに行ってしまった。
自分でニックネームを名乗ってから、皆にニックネームを読んでもらう、セミナー参加の動機を語った後、全員から温かい拍手を送られる。
文字にするとこれくらいのことだが、その単純なことに色々な事が詰まっている。
先ずはニックネームを呼ぶ。これは簡単だが初対面同士の中で親近感をすぐに感じさせるものだった。ニックネームを呼び、その人をニックネームで認知する、それだけで前から知っていたような感覚になる。
そして、受講の動機を話して温かい拍手をもらう。
これはセミナー受講の動機という自分の内面をさらけ出しているのだが、語り終わった後、温かい拍手を送られることですごく受け入れられた感じがする。話をじっくり聞いてもらえたという安心感からくるものかもしれない。
ニックネームを呼び合い、動機を語り、拍手する。
たったそれだけのことだがそれぞれに親近感を覚える内容だった。その短い中に色々な狙いが含まれているとわかり、チームビルディングの魅力にはまっていた。