蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

ブログタイトルと初めての職場での思い出

このブログを開設して早4年。
勢いで始めたために、思い入れがないタイトルのまま
時間だけがすぎる。

自分の大切にしている思いを表現している言葉が見つかったので、
今日から「辞は達するのみ」と看板を変えて続けていきます。

この言葉は論語・衛霊公第十五の四十一の
「子曰、辭達而已矣」をそのまま使っている。

諸橋轍次著『中国古典名言事典』によると
「ことばは、意志が正確に相手に達すればそれで十分であって、
 やたらに飾ったり、ながながと語ることは好ましいことではない」と
解説されている。

私は社会人になってから、
伝えたい相手に、自分の意志がきちんと伝わらないということや
どうすれば伝わるのかということを頭を悩ましていた。
どんな状況でも、どんな人相手でも「辞に達するのみ」を
常に体現したいという思いがある。

伝え方そのものに興味をもったのは、中国のサポートセンターで
働いていたときのこと。
そこではお客さまから問い合わせを受けた内容を
日本にいるお客さまにのところに向かう
作業員むけに指示書にまとめていた。

お客さまとの対応スキルを向上させるために
日本から出張で技術支援にきてもらっていた。
実際にお客さまのところに行って作業している方だったので、
どういう指示書が作業しやすいのかを聞いたときのこと。

「一日に何箇所も色んなお客さまのところを回る。
 お客さまのところに行く直前しか指示書をみれない。
 その短い時間で背景から実際の作業内容までがわかりやすいと
 ありがたい。
 まず、指示書を書いた人が誰かで読む意識を変える。
 わかりやすいと思っている人の場合、読みやすいのがわかっているため、
 読む前から気が楽になる」

そこから、自分の中で「伝わったとは何か」を模索するようになった。
仕事仲間が変わったり、仕事内容が変わったりしても、
常に「伝わって動いてもらう」ということで頭がいっぱい。

仕事上の文章はそこそこできるようになったとは思うものの、
ブログのように自由に書くものも「辞は達するのみ」となるのが理想。
理想に近づけるようにただ邁進するのみ

「どのような文章が伝わりやすいですか?」