蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

ご近所さんとの会話から学ぶ褒め方のコツ

「娘さん、ピアノ上手になりましたね」

今朝のゴミ出しのとき、ご近所さんとお会いして会話したときのこと。
続けて言われたのが、
「うちの子、毎日聞こえてくるのを楽しみにしてますよ。
 聞こえてこないときは風邪で引いたのかなと心配してます」

この言葉を娘に伝えると大喜び。
「ちゃんと練習してしっかりと聞いてもらおう」というくらい
娘の練習に対する意欲が高まっていた。

ご近所さんの言葉がけを聞いて、褒め方がうまいなぁと思ったのが二点。
一点目は、ご近所さんの家族がどのように良いと思っているのかということ。

娘の頑張りを直接褒めてもらうのは親として嬉しいが、
三者がどう感じているかというのを伝えてくれるのは
お世辞であったとしても、このような伝え方のほうがよりありがたい。

二点目は、毎日聞こえないときは残念みたいなな感情ではなく、
相手になにかあったのかなぁという愛ある想像で伝えてくれていること。

用事や体調不良などで毎日、ピアノを練習しているわけではない。
そのことについて、たまに聞こえないのは残念に思うというのではなく、
何かあったのかなと思ってますというこちらの状況を気遣ってくれる。

ポジティブなことは、「私はこう思う」という形で、
ネガティブなことは、「あなたに何にかあったのか」という気遣う形の
Iメッセージで伝えてくれている。

このようなメッセージを伝えてもらい、気分良く今日をスタートできた。
ちょっとした一言で気分を変えられるのが言葉の力。
同じような言葉がけを、一緒に仕事している人たち全員にできているか、
と言われたら・・・。

毎日関わっている人や自分の家族ですら、出来ているかとなると厳しいのがある。
身近な人に、ちょっと気分が良くなる
「あなたのおかげで、自分は助かってます」みたいな
相手に感謝、肯定する言葉を使うだけ。
これを徹底できれば、リモートだろうがなんだろうが
チームのコミュニケーションは取りやすくなるはず

「身近な人をちょっと褒めるとすると、どういう風に声をかけますか?」