蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

仕事のために、プライベートを考慮する

「この人が朝は幼稚園まで子どもを送らなあかんから、この時間は無理」

同僚と定例会議の日程調整をしていたときの話。
メンバーが公開しているプライバシーの情報も加味して、
どの時間が良いかを話していた。

なかなか全員が満足するような時間が見つからず、
私が最初から除外していた始業開始直後の時間を
同僚からその時間ならみんな都合良さそうに見えるとの指摘を受ける。

そのとき、私が返したのが冒頭の言葉。
「幼稚園まで送る時間を大切にしているからこそ、
 どうしても緊急じゃない限りはここは入れないほうがいいよ」と
伝える。

「そこまで考えるものなんですね」と独身の同僚から褒め言葉(?)をもらう。
仕事が最優先であれば、理解できないのかもしれないが、
家族の時間が優先できるのであれば考慮したいと言うのが私の考え。

そして、家族のスケジュールに隣接して仕事の予定が入っていると、
普段と違うようなことをすることで、家庭がイライラするかもしれないし、
そのイライラが仕事に影響するかもしれない。

余裕を持ったスケジュールで仕事ができれば、
普段どおりの力を発揮してくれる確率は高まる。
家族の時間を大切にしてくれるチームだなと思ってもらえるかもという
打算もかなり入っている。

仕事と家庭どちらが大事というよりは、どちらも大事。
見捨てられやすさでは仕事のほうが上。
となると、家庭のことを優先させやすいチーム環境ができれば、
このチームのためならと思ってくれやすいのではないかと思っている。

独身者が多いチームでは家庭を優先させるというと反感をもたれやすいのだが、
「プライベート優先と読みかえたらどう?」と枠を広げることで、
いまのところはうまくいっている。
家庭を持っていなくても、プライベートのイライラが仕事に影響することは
わかってもらいやすいからかもしれない。

プライベートなことが仕事の成果に影響するのであれば、
マイナスの要因を排除した環境を整えるのも、
チームづくりには大事。
相手へのちょっとした配慮が良いチームをつくってくれる土台となる

「仲間が仕事を打ち込みやすくするために何ができますか?」