蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

停滞しているモノゴトを一言で打ち破る

小学2年生の娘が夏休みに入ってから初めての平日。
我が家は夫婦二人とも基本、在宅勤務のため、自宅で仕事をしている。
その中に娘がいるのは緊急事態宣言で休校になったとき以来のこと。

小学校から夏休みのドリルが特にでていないため、
休校のときにやっていたビルディングパズルというドリルを久しぶりにやらせてみる。
1問に10分くらいかけてもわからなかったらしく、イライラ。
「わかんない」と半べそになりながらヘルプを求められる。

仕事の手を止めて、一緒にビルディングパズルの問題を眺めてながら、ヒントを一つ出した。
「ヒント一つじゃ無理」と駄々をこねられる。
「とりあえずやってみ」と投げ返し、渋々やり始める。
取り掛かってみるとものの3分も立たないうちに「出来た!」と解きおわっていた。

初めはウンウンうなって出来ないとなっていたのに、一つヒントがあることで答えにたどり着く。
聞きに来たときに一緒に見ながらヒントを出したことで、
自分の視点から離れて問題が見れるようになったのかもしれない。
岡目八目みたいに将棋や囲碁を打っている当事者から、
周りで見ている人みたいに俯瞰で問題に向きあう。
そこにヒントが出たことで、答えまでの道筋が見えるように。

「ちょっとした一言をキッカケに物事が動き出す」のは
1on1や会議のファシリテーションをしているときにできると、仕事の喜びを感じる。
「どうしよう」となっていて、話が先に進まないのを問いかけ一つで障害物を取り除く。
話の流れを止めているものを除くために二つ必要なことがあると思います。
あるべき姿のイメージ」と「虫の目・鳥の目・魚の目」。


あるべき姿のイメージ」とは「どうなっていたら理想か」という状態のこと。
1on1であれば話し相手、会議であれば会議の終了条件。
それが自分の中でしっかりと描けていることが必要かと思う。

虫の目・鳥の目・魚の目」は深く細かく見る、全体を見渡して見る、状況の流れを見るの
3つの視点のこと。
現状がどうなっているのか、ゴールからみて現在地までがどうなっているのか、
どこに流れをもっていけばゴールに行けそうか。
3つの視点を切り替えながら、障害を見つけ、取り除いていけばゴールにたどりつけると思う。

話し合いを進めるために、どのような視点を持ちますか?