蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

10年以上探しても見つからない表現

どういう呼び方をすればいいんやろう

仕事で雑談をしていると、自分の配偶者のことを「相方」と表現していたんですね。
その言い方もいいなぁと思いつつ、芸人さんっぽいから他の人にも使えるかなと気になる。

なぜこんなことを気にしているかと言うと
「知り合いの配偶者をどう呼ぶか」について、10年以上しっくり来るものを探しています。

きっかけは中国に留学していたときに知り合った人との会話。
何を話していたかは覚えていないのだが、
「夫のことを主人とか旦那とか呼ばないでください」と言われたのはハッキリ覚えている。
それ以来、何と表現するのが良いのかを考えているんですよね。

夫にあたる人の呼び方が気になりだすと、今度は妻にあたる人の呼び方も気になる。「奥さん」、「嫁さん」が一般的かもしれないが自分としてはしっくりこない。
我が家は共働きなので、奥に居るわけではないし、他人に嫁さんと呼ばれるのも
馴れ馴れしい気がする。
自分がそう思い出すと、相手に伝えるのもはばかるようになったんですよね。
「人が嫌だと言っている表現を使いたくない」という基準が自分の中にできたからかもしれない。

答えが見つからないまま、時がすぎる。
言い方が見つからないので安直に「旦那さん」とか「奥さん」を使う。
自分が納得しない言葉を使うと、自分が表現できる世界の限界を感じます。
自分の言葉の引き出しや使い方のカベとも言えるでしょうか。
言葉で思考する人間にとっては、言語で表現できなければ、
現時点での思考の限界となりますよね。

モノゴトを概念化する。概念を別の言葉で表現する。
具体と抽象を自由に行き来する。
10年以上、一つの言葉見つからない私にとってはまだまだ遠い世界。

当たり前に使っている言葉にどんな別の表現を使いますか?