蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

有無を言わさず意見を押し付けると考えるのを止める

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2020年9月14日 蛻変の記180号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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「あれ、宿題をやってない」

我が家は娘(小学二年生)の申告を信じて、
声がけだけで実際に宿題をやっているかどうかのチェックまではしていません。
今朝は何となく気になって、連絡帳に書かれている宿題の内容とドリルの内容を突き合わせたんです。
チェックすると半分だけやっていて、終わってなかったんですよね。

ショックのあまり、ぼそっと「宿題おわってへんやん」と独り言が出る。
いつもと違うことをやっていることを私を注視していた妻が独り言を聞き逃さず、
「どういうこと?」と怒りモード。

起床時間になり寝ぼけながら起きてきた娘も険悪な空気に目が一気に覚める。
お怒りの妻には家事をしてもらい、私が状況確認をしました。
私:「宿題は終わってるの?」
娘:「終わってない」
私:「どうして終わってなかったの?」
娘:「やったつもりになってた」
私:「どうする?」
娘:「学校で朝の時間でやる」
私:「そこでできるの?」
娘:「宿題をやっていない子はそこでやってる」
私:「先生に言ってそこでやるんやね?」
娘:「うん」

娘自身が先生に宿題をやっていないことを申告して、対応することで私と合意して、説教タイム終了。
もともと余裕のない時間に抜き打ちチェックしている方にも責任はあるし、
やることも決まったしこれでお終い!と思っていました。
私が一つミスをしたんですよね。
説教タイムが終わった後に、娘が接触する前に妻への協議結果の報告をしなかった。

お怒りモードが収まっていなかった妻が娘から直接、宿題をどうするかの話を聞く。
宿題を忘れた子たちが取り組む時間に自分の子どもが参加する、というのが我慢できなかったようで、
「今すぐ宿題をしなさい!」とヒートアップ。
こちらの話を聞ける状態ではなかったので、
私と娘の合意はどこへやら当初の思惑と違う取り組むをする羽目に。
しぶしぶ宿題を取り組んでいました。

朝一から強烈に反省しましたね。
対応策を出し合って合意したのに、鶴の一声でくつがえる。
家族間でも嫌ですが、仕事だったら信頼関係は崩れますよね。
先輩に相談してOKをもらって、上司に報告に行ったら有無を言わさず上司案一択になる。
上司だけでなく、先輩にもこれから相談しようとも思わなくなる。
どうせ上司案になるのであれば始めから上司の判断を仰げばよく
自分で考えようともしなくなると思うんですよね。

娘にしたらパパと合意したことが、ママの気分で変わる。
その逆も同じでママと決めたのにパパの一存でひっくり返るというのが続くと
娘は両親の顔色しか見なくなる。
娘を学校に送り出してから、夫婦二人でこんなことが続くと自分で考えなくなるよと、反省会。
夫婦として、家族としてのあり方がふわついていたなと思い知らされる
また一つ家族としてどうあるかを考える良いキッカケになりました

「こうしたいと意見が割れたとき、何を元に決めますか?」