自分視点の論点で聞く耳を持つわけがない
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2020年10月11日 蛻変の記207号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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「一体、いつまで話すんやろう・・・」
外出先から帰ってくると、戸別訪問をしている営業マンと出くわす。
インターホン越しであれば断る類の人。
「挨拶だけなんで少しお時間よろしいですか?」と言われたので、「ちょっとだけならいいですよ」と話を聞くことにしたんですね。
外壁塗装の営業で回っている人。近所で工事を請け負ったので営業かねて戸別訪問しているらしい。
「新築から何年で塗装しないといけないかご存知ですか?」
「1回あたりの料金ってご存知ですか?」みたいに質問をしてくる。
私が質問を受けたら答えるので気分を良くしたのか、さらに話を続ける営業マン。
さらに塗装するタイミングを逃すとどうなるか、逃してからぬってもこうなりますと不安を煽ってくる。
「もういいですか?」と私が切り出すと、「絶対に損はさせないポイントが二つあるのでそこだけ聞いてください」との答え。
ポイントでしかも2つだけというならと思い、引き続き聞くことに。
2つのポイントで体感5分くらい話されたところで、我慢の限界に達したんですよね。
「もう、ええやろ」というと「最後に見積もりだけ提示しているんですが、いらないんですか?」と謎の上から目線。
いらない旨を伝えてお引取りいただく。
帰ってもらってからグイグイいくことで、押し切られる人もいるんだろうなという思いと、この業者には絶対に依頼しないという決意だけが残る。
押し売りみたいな提案を仕事でも久しく聞くことはなかったので、ありがたい時間でしたね。
興味のないお客さまに対して、不安をあおって売りつける。
相手のことを聞いているように見せかけて、自分の話に持っていく導入にしている。
営業のトークスクリプトとしてはよくできているかもしれないです。
聞かれて答えているのに会話のキャッチボールしている感覚がない。
いきなりきた営業マンにあれこれ聞かれるうえに、答えたことが営業の話に持っていかれるとこんなに不快なのかというのをじっくり感じれた時間。
そんな時間を休みの日にとれたおかげで、自分が提案するとき、1on1するときなど同じことやってないかなという振り返りの機会をもらえましたね。
自分の中で良いと思っていることからロジックツリーを組み立てているので、頂点の問題意識が相手とバッチリあえば論理的に話が進む。
そもそもロジックツリーの頂点が相手の論点になっていないと全くささらない。
全くささってないのに、自分では相手のためにええこと言ってる気になり、グイグイ話す。
相手の気になっているところを話していないのに、自分では良いことを言っている気になっている。
自分の世界から見ると完璧な論理でも、相手から見ると的外れになることがある。
相手にとってどうか、これで相手がハッピーになるのか、そういった視点は持ち続けたいものです
「話の続きが聴きたくなる論点をつくるにはどこに想いをよせますか?」