蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

相手の答えを引き出すために自分の聞き方を見直す

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2020年11月4日 蛻変の記231号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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「あぁ~ここにあった」

娘が小学校から帰ってくるなり何やら探しものをしていました。
宿題のドリルを持っていくの忘れていた上に、教科書などをおいている場所になく、
あちこち探し回っていました。
宿題とは別のドリルをやったときに入れるホックスの中で見つける。

我が家では学校の準備は娘の責任として忘れ物をしても口を出さないようにしています。
家でするのは「明日の準備した?」みたいな簡易チェックのみ。
あまり介入しないようにしているのですが、忘れ物の再発防止をどうしているのかが
気になって娘に聞いてみる

私:「忘れ物しないようにするにはどうするの?」
娘:「ちゃんと準備する」
私:「ちゃんとってどうやって?」
娘:「しっかり確認する」
私:「確認ってどうするの?」
娘:「丁寧にやる」

娘とこのやり取りをして自分の質問力の無さに愕然としましたね。
こう答えてほしいなぁという答えに行き着かない。
こっちは見えているけど、相手には見えていないのでもどかしい。
8時だョ!全員集合の「志村、後ろ!」みたいなやり取り(古い例えで申し訳ないです・・・)。
私がどんな風に問いかけてもずれて返ってくる。
ゴールが見えているのにたどり着けない迷路に入り込んでいるようなもの。

娘の目線にたった質問ができていないから、自分の望むような答えを引き出せない。
自分がとる行動から逆算しているだけなんですよね
自分の視点から抜け出せていない。
娘の目線に立った上で自分がとってほしい行動に結び付けないと、相手に理解してもらえない。
もしくは私の立っている前提まで娘を案内してから出ないと伝わらない。

自分の娘相手ですらこの状態。
ということは普段から「相手に興味・関心に寄り添って話す」ができていない。
自分の視点に固執するのは自分の意見の押しつけだが、
相手の視点・立場への想像力は相手の聞く耳をもってもらうことににつながるかと思います。

聞き手が普段使っている言葉で話していますか?