蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

他者を介して得られる機会は「いい人」にのみ集まる

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2020年11月6日 蛻変の記233号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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自己啓発系の読み物が好きなので、本だけではなくメルマガも目を通しています。
毎日必ず見るようにしているのが致知出版社が出している致知一日一言というメルマガ。
月刊誌の『致知』から引用した言葉を一日一日一言として送ってくれる。

今日送られてきたのが、『失敗の本質』の著者の野中郁次郎氏の言葉

明確な目的意識は他者との関係性の中で生まれるもの。
 人と人との共感をベースに新たな物語を紡ぎ、
 実践していくことこそが戦略の本質

自分がこうなりたいとか、こうありたいという思いは人を介してから生まれる。
書物からは知識として得られるが、明確なイメージを体現しているという点では
生身の人には及ばないと思っています。

自分がこうありたいというイメージをもつに至るまでには、
自分がうまく行かなかったことや望んでいることといった感情に基づく。
その感情にロールモデルという人を介した具体的なイメージがむすびつくからこそ
自分の行動の原動力になる。

そのようなロールモデルと思える人との出会いを増やすにはどうするのか。
私が思うには「自分で動く」か「人に紹介してもらう」の二つ。
自分で動くのは、気に入った本の著者のイベントがあれば参加するなど、独力で解決するもの。

人に紹介してもらうのは、知りたいのつてを伝ってつながっていくというもの。
知人からの情報収集もここに当たる。
自分の幅やチャンスを広げるのは人からの紹介。
ロールモデルに直接接点をもらうこと以上に、関連情報が集まるのが大きい。

他者と関係性を築くのに欠かせないのがコミュニケーション能力。
直接人を紹介する場合であれば、「この人なら大丈夫!」と思ってもらえないと橋渡しされない。
また、「あの人、こんなこと気にしてたから教えてあげよう」と思ってもらえないと情報が流れてこない。
「この人のために」と思ってもらえる人物に自分がなっているかどうか。
そのためには日々接点がある人に対して、別け隔てなく気を入れたコミュニケーションをする。
自分は飾らずありのままでいながら、相手を思って交流する。
自分の好き嫌いの感情に流される自分にはまだまだできていないですが、
自分の半径1.5mにいる人にはそうありたいと思っています。