蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

アウトプットの源泉の一つは安心感

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2021年1月15日 蛻変の記279号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今日は所属するオンラインサロンのイベントに参加してきました。
育児の悩みや経験をざっくばらんに話すと言うものでした。
その中の1つのテーマで上がったのが外国語教育です。。

うちの娘は日本人と中国人のハーフ。
赤ちゃんの頃から日本語と中国語に触れて育ったため、
我が家の経験談としてどのように中国語を教えたのか、と言うお話をしました。

娘が生まれた頃は妻の母に日本に来てもらい育児のお手伝いをしてもらっていました。
坐月子という産後1ヶ月の間、母体を休ませて、赤ちゃんにおっぱいをあげる以外何もせず
静養するという習慣のサポートのためです。
日中、赤ちゃんの世話をするのがお義母さん。
義母は中国語しかしゃべれないため日本にいながら中国語のみという環境でした。
テレビでDVDを流しっぱなしにしたり、
絵本の読み聞かせなどは日本語で私が行ったりしていましたが、
生後6ヶ月くらいまでは触れ合う言葉の比率としては7対3で中国語が多い。

その後、保育園が見つからない関係もあり、
1歳半から2歳半まで中国の妻の実家に預けていました。
1年間の短期留学の成果で中国語はネイティブレベルに。
話はじめの環境が中国なので、当たり前かもしれませんね
母国語というが母の国の言葉という意味かなとも思った瞬間でもありました。

保育園が見つかり、娘が帰国したときには日本語は聞いて分かるレベル。
DVDでアンパンマンやしまじろうなどを見せてくれていたので、耳は馴染んでいたようです。
それから早6年、中国語は家で少し使うくらいで、ほとんど使わない環境になりました。

中国語レベルは落ちてはいますが今でも話すのは自信満々で話しています。
娘の自信を支えているのが義母の存在。
1,2週間に一度くらいお義母さんとコミュニケーションを取るのですが、
中国語の発音や語順で訂正される事は全くない。聞き直すことすらないんですよね。
伝えようとしている雰囲気をつかみ取って娘に返す。
娘は娘で自分の好きなように自分の思ったことを言葉して話す。
その繰り返し。
端から見ればお互いが言ってる事は噛み合っていないのですがとても楽しそうに話しています

お互いに受け取るだけ、肯定しかない環境なんですよね
俺は妻や私が教える場合、発音や語順をとかく訂正しがち。
ほめたとしても、そのあとに直されるので思い切って話せていない。

祖母と孫のやり取りを見ていると、コミニケーションについて考えさせられるんですよね
相手がハッピーになるように自分が伝える、ということがコミュニーケーションでは大切だと私は思っています。
正しい言葉遣いで正確に伝えると言うのは大事ですけど、相手の気分を害してしまっては意味がないんですよね。
正しいかどうかは関係なく当事者同士が楽しく会話を楽しんでいることでコミニケーションとしては十分成立している。
楽しいからこそ、どんどん話そうともするし、相手のアウトプットに触れる機会も増える。
インプットとアウトプットの総量が増えるんですよね。
正しいのかなと迷ったり躊躇したりすることなく思い切って行動する。
それもチャレンジできる環境があってこそなんですよね