蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

方言と標準語とで変わる心の扉のカギ

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2021年4月21日 蛻変の記331号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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人と話していると自分一人では得られなかった気づきや違う視点が得られる。

言葉を使って自分に向かって問いかけるという大きなプロセスは同じ。
言葉の使い方や抑揚の違いなど部品が少し変わるだけで違う結果が返ってくる。

「なんで?」と「どうしたらいいと思う?」と聞いたり
軽い感じで「なんで?」と低い声で「なんで?」と聞いたりするのとでは
相手から引き出されるものは違ってくる。
相手の心の扉の開け方が変わってくる。

今日も40分程度セッションを受ける。
私自身、そのようなセッションでも自己保身に入るのか
さほどオープンにすることはない。

意図して閉ざしているつもりもないのだが、積極的に開示することもあまりない。
チームビルディングで自分からさらけ出すのが大事と言っているのに、
誰彼構わず、自己開示することはないんですよね。

それが今日は自然と自分のことを話しているという感じがあったんですよね。
普段なら言わなくてもいいかと思うようなことを自分から話している感じ。
コーチ役の人を信頼しているというのはもちろんある。
自分の心を開くカギの役割を果たしていたのが関西弁でのやり取り。

自分が生まれ育ったところの言葉でキャッチボールする。
自分も言葉のリズムにリラックスするのか、自然と自分のことが口に出る。

関西弁での投げかけは自分の感情面まで届く感じがあるんですよね。
普段、人に見せたくないドロドロした部分まで入ってくる感じ。
これが標準語の場合は、そこまで入ってこない。
自分の中で触れられたくない部分にはブロックしている感覚がある。

標準語で語られると自分の感情面に入る部分が全く無いかというとそんなこともない。
それは娘とのやりとり。
娘は一年半ほど中国にいたことはあるものの、首都圏で生活している。
話す言葉は標準語。

そんな娘に自分の感情を逆なでされることがある。
仕事関係の人で自分が消化できていない人の話し方や態度を再現されたとき。
ええ年こいた大人が子ども相手に感情を爆発させることがあるんですよね。
日中、我慢していたエネルギーが娘キッカケで噴火する感じ。

なぜ娘が怒りスイッチをカンタンに押してくるのかなと不思議だった。
自分の感情に蓋をしているキーワードを娘が確実に話してくる。
それによって蓋が開き、私の感情の波に娘がもっていかれる。
娘は完全に被害者で八つ当たりもいいとこ。

対処法は模索中。
私の負の感情をしまっている箱のカギを娘がもっていると分かっただけでも御の字。
言葉の話し方一つで自分の心の状態が左右されていることに気づく。