言葉狩り
最近、我が家で一つの言葉が失いつつある。
それは「面倒くさい」である。
1ヶ月くらい前のこと。
朝、娘を保育園に送っていくのだが、
その日はダラダラとして遅刻しそうな状況だった。
そのため、かなりイライラしていたのだが、
保育園に行く道中、保育園ついたら〜〜してねとお願いすると、笑いながら「面倒くさい」の返答。
親としては失格だが、これに完全にブチギレした。
そこからふざけるな!面倒くさいってなんじゃ〜、やるかやらんのかどっちや!と
子ども相手に全力で怒りをぶちまける。
二度とそんな言葉使うな!
やるんやったらさっさとやる、
やらんのやったらその理由を言え!
とトドメ。
感情の赴くまま、ぶちまけてしまったことを反省し、自己嫌悪に陥ったのだが、
やってしまったものは仕方ないと開き直り。
その翌日、何気なく「面倒くさい」と使ったところ、娘が「パパ、面倒くさいは使っちゃいけないんだよ!」との指摘。
私はそうだね、ごめんねと平謝り。
そこから、娘自身、私たち夫婦、テレビに至るまで娘の「面倒くさい」狩りが始まった。
きっかけは最低だが、聞いて嫌な言葉を家族で使わなくなったことは結果オーライ。
娘にそこまでの刺激を与えてしまったことは
親としての関わり方を考えさせられる出来事となった。