蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

他山の石

同じミスを繰り返す人がいる。

報告書レベルのミスをした人が、

1ヶ月も経たないうちにまた、同じミスを犯した。

お客様からの報告を私が受け、大事にならないうちに対処できたため、問題にはならなかった。

対応を終え、本人に気を付けてねと言いながら、

怒りの感情にとらわれていた。

 

本人に伝え終わった後、ふと自分は何に対して怒っているのだろうと思い始めた。

人のミスのフォローをさせられたから?

同じミスを繰り返したから?

と振り返ってみたが、どうもしっくりこない。

更に考えてみると、このミスが発覚する前に、

自分がフォローしていれば気付ける場面があったのに

自分が何もしなかったために潜在していた

問題が表出したことに怒りを感じていたということに気付いた。

自分が何もしなかったために

問題がチェックポイントを通過して無事表面化したことに

怒りを感じていた。

自分自身への怒りだったのに、

人にぶつけてしまったことに強烈に後悔した。

 

そこまで至ってから、なぜチェックポイントを通過したのか?ということを考えてみた。

よくある確認作業だったためにお客様に影響が出ない範囲でやっていると思っていた。

お客様環境を使ったとしてもデータは消しているだろうとも思っていた。

どちらも自分ならそうするという思い込みだった。

今一歩踏み込んでどうやって確認した?などの声がけをしていれば防げたものだった。

自分が人の仕事に少しでも関心を持っていれば、

ミスは防げたと思い至った。

 

今回の出来事は周りにもう少し関心を持とうと気づけただけでもありがたい。

次はこの気付きを行動に移す。

行動に移してこそ、今回の気付きが活かされるはず。