今、ここへの気づき
子どもは「悪い子」に育てなさいの中に、
両親の心が整うと子どもの心が整うというのがある。
その節を読んで、確かにそうだなと実感があった。
最近特に、子どもにとっての両親の心の波が少なくなってきたことを感じる。
そのきっかけは何かと考えたとき、
一冊の絵本にあったと気づく。
それは「いちばんしあわせなおくりもの」という絵本。
こりすくんが大好きなくまくんに喜んでもらおうと
プレゼントを贈ろうと提案するが、
くまくんにことごとく却下される。
悲しむこりすくんにくまくんのかけた言葉により
2人の仲は更に深まるというお話し。
この絵本を読んで、こりすを妻と私の自分を投影した。
娘のために良かれと思ってあれこれやっているが、
娘がいま、ここで感じていること、意志を発していることを感じているだろうかと振り返る。
改めて日々の忙しさにかまけて、「今、ここ」の気づきが足りなくなっていることに気づく。
改めて、親は観察、見守ることが大事と気付かされたありがたい一冊。