蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

チームビルディングで学んだこと

チームビルディング基礎講座を受けて、一番心に残った項目はハートビーイングである。
紙の真ん中にハートマークを書き、内側に言われて嬉しくなる言葉や行動を、外側に言われて嫌な言葉や行動を書くというものである。
例えば、ハートの内側にはありがとう、笑顔といったもの、ハートの外側には使えない、舌打ちといったものが入る。
試しにやってもらいたいのだが、列挙したハートの内側の言葉だけをあびると優しい気持ちになるのに対し、外側の言葉だけをあびると落ち込んだり、イライラした気持ちになる。

普段、職場でどちら側にいることが多いだろうか?
ハートの内側が多い状態は必要とされていたり、認められていると感じる表現のため、チームに対してモチベーションが高まる。
一方、外側が多い状態では否定されたと感じたり、認められていないと感じる表現のため、チームに対してのモチベーションは低下する。

ここで大事なのは人は他責の生き物であるということである。
チームの状態を振り返ってみた時にハートの外側の言動が多いなと思ったら間違いなく自分も同じ行動を取っているはずである。
他者がやっていないから、自分もやっていないという気持ちはわかる。ハートの外側が多いと感じるのはそもそもハートそのものが小さくなりその中に入る言葉も少なくなっているからである。そのため、嫌なことばかりが目につくのである。
コミュニケーションは自分の内面、心の有り様から発せられる。
自分がハートの内側の言動を心がけると外側の言動は減って来るはずである。
北風と太陽の違いと言っても良いだろう。周りが北風が吹いていても、太陽のようにニコニコ周囲を照らしていれば北風は弱まってくるものである。
北風が吹き荒ぶ中に、太陽であり続けることには気力、根気がいるがやり続けていると変わる。

この学びを得てから自分ではハートの内側の言動を心がけている。人間が出来ていないので、すぐ外側の言動が顔をのぞかせるがそれでも以前よりかは出来ていると思っている。以前は自分自身がハートの外側の言動が多かったせいで、家庭内でちょっとしたことでギスギスしていたのだが、セミナー後は以前ほどギスギスしなくなったように思う。
これを職場でも継続して行い、職場がハートの内側の言動で埋まるよう努めていきたい