蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

人は他責の生き物である

組織で仕事をしていて、誰かがアドバイスしても、活かされることなく、微妙な空気が流れたりすることはないだろうか?

そのようなチームは各個人が自分の立場、価値観を守ろうとする自己防衛の気持ちが強く働いている。
そのため、それぞれが相互に信頼せず、自己防衛の壁を作って活動しているために、自分の心を開くこともなければ他者を受け入れることもない。
他者からのアドバイスも否定、批難されていると受けとってしまう。それではせっかく組織として仕事をしているのに相乗効果は生まれない。

ではどうすれば良いのか?
人は他責の生き物であると認識することである。
これはチームビルディングのセミナーで得た気づきの1つでもある。
何か上手くいかなかった時、その理由、原因を列挙してもらえばわかるが、上手くいっていない組織ほど他責のものばかりがあがる。
例えば、アドバイスが活かされず上手くいかなかった場合、聞いてもらえなかったから、上手くいかなかったと答えると思う。
私は言うべきことは言った、相手が聞かなかったから現状になっているという具合だ。

自分ではアドバイスしたことにフォーカスが当たっているために上手くいかなかったの自分のせいではないと完全に他責になっている。
自責を認識していると、相手が聞き入れるように伝えきれなかったとなるのではないだろうか?

振り返りを行うときに、先ず自分自身に原因がないか、内省を行う。原因が自分自身にあるのではという視点を持ち、その事を受け入れる。
そうすることで視点が変わり、他者との関わりにも変化が生まれると思う。

人は他責の生き物であるということに私自身も気づかされたばかりで、行動に移しきれているかというと甚だ心許ない。
自省する際に内容が他責になっていないか?という観点が入ったことにより、自分の行動が変わると信じている。