蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

人との出逢いの積み重ねが自分の運を高める

一端の社会人らしく日経新聞を取っています。
日経新聞の中で好きなコーナーが朝刊だと「私の履歴書」などが載っている文化欄。
夕刊だと毎週木曜日に掲載されている「私のリーダー論
経営のトップに立っている方が組織の長としての見解を2回に渡って語るコーナーで
私の履歴書の短縮版と言ったところですかね。

今日、掲載されているのは松井証券の元社長松井道夫氏。
掲載記事の中で、印象に残った言葉は
「運のいい人と付き合いなさい」
「運は結局、気の持ちようなんです。先行きを悲観的に考える人は、
 できない理由を考える。そして論理的に悲観を語り、運を遠ざける。」

この言葉を見て、「論理的に悲観を語る人」というのは近づきたくないのはよくわかります。
ITシステムのプロジェクト管理の仕事をしているとプロジェクトのリスクについて
検討することがあります。
起こり得そうなものから、考えすぎじゃないと思えるものまで、
プロジェクトの進行の妨げになりそうなものを整理していく。

リスク管理の仕事は大事なのですが、私はかなり苦手で、
要点だけ抑えたら細部の検討からは逃げ出したくなるんですよね。。
準備の段階でリスクについて悲観的に考えるのは良いのは平気。
その準備で最悪のシナリオで進んだ場合のことを検討するのが苦手。
嫌なことが起こり続ける気になってしまいます。
それは「論理的に悲観を語り、運を遠ざける」のを感じていたからかなと思います。

今日の記事を読んで「自分が運がいいのか?」と考えてみたのですが、
自分としては「運がいい」と思えるなと即答できましたね。
「運がいい」と言っても色々あると思います。
自分にとって「運がいい」とは、「巡り合う人の運がいい」ということです。
自分が上手くいっているときも、上手くいかないときも何かを示唆してくれる人に
出会えてきたと思うんですよね。
そういう人の運には恵まれていると自分の中で確立している感があります。
その中で自分に刷り込まれたのが森信三さんのこの言葉。

人間は一生のうち逢うべき人に必ず逢える。
 しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに。
 しかし、うちに求める心なくば、
 眼前にその人ありといえども、縁は生じず。

フォローしてくれたり、アドバイスをしてくれる人だけでなく、
ここ数年は「う~ん」と自分が思うような人からも学びがあると感じられるので、
そういう点でも運がいいと思っている。
まさに運は気の持ちようなのかもしれない

自分が運がいいと思うのはどんなときですか?