蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

刺激がない環境にいると刺激を受け入れられなくなる

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2020年10月23日 蛻変の記219号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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在宅勤務を続けていると、自分の居心地が良い環境に囲まれていることを感じる。
打ち合わせは気心の知れたチームメンバーとしかしていない。
リアルでの人との接点は家族のみ。
自分の感性に近いものとしかつながっていない。

普段接点がない会社の人、別部署の人と打ち合わせするとイライラするんですよね。
「何でこの段取りで進めるの?」とか「結局、何が言いたいの?」とかネガティブなことが自分の中でわいてくる。
自分の中にドス黒いものを抱えながらも、打ち合わせ中はキツイ言い方や不快な態度にならないように注意する。
おさえているつもりで相手に伝わっているかもしれないですが・・・

打ち合わせが終わってもモヤモヤ。
何がモヤモヤするんかなぁと一人振り返る。
「あの人の話し方?」、「決定事項はくつがえされたから?」、「意見なのか感想なのかわからないから?」などなど
浮かんでくるのは他責のものばかり。
自分の中からわき上がってくる他責の言葉をひとしきり吐き出す。
スッキリしてから書き出したものを見ると、視点の移動をしていない。
自分の立場や自分の感性からのものばかり。
相手からみたらこう言うだろうなぁとか、相手はどんな立場におかれているのかといった思いをはせる行為を一切していない。
自分から見たもの感じたものがすべて。

自分にとって心地の良いコミュニケーションの環境しかないと視点がどんどん閉ざされている。
自分の見方、考え方に執着していると言ったほうが良いかもしれない。
無菌状態で暮らしているからか、ちょっとした異物を感じると全力で排除している感じ。
抵抗していることが心の中のモヤモヤとして残っているのかもしれない。

そんなことをふと思ったときに自分が傲慢になっていることを感じる。
「自分の考えが全て正しい」と思うような人間になりつつあった。
外の世界に触れないと、自分の感性の純化がはじまることに気づけた良い経験。
自分が触れる他の価値観に対して謙虚に向き合いたいものです。

「自分の視野を広げるために誰に会いに行きますか?」