蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

演じることが良き聴き手につながる

 1月に即興劇のワークショップに参加したのを
キッカケに昨日は違う即興劇のイベントに
参加する。

お酒を飲みながら、
その場で決まった設定を元に演じる。

1月のワークショップと昨日のイベントの
2回しか演じるという経験をしていないが、
自分の中に変化を感じる。

設定を感じながら、人の話を聞いていると
自分の中の役割の人が話を受け取っている感覚。
もう一人自分がそばにいて、
役割にあった言葉を選びぬいて、
その設定なら言いそうな言葉にして返す。

相手の言葉が一旦仕分け場にそのまま積まれて
役割の人宛の荷物だけ抜き取る。
役という加工を施してから出荷するイメージ。

役柄に合わせて整理しようという意識が
働くからだろうか、相手の言葉そのものを
しっかりと受け止めている感覚がある。

素の自分だと
「何が言いたいの?」
「結論は何?」みたいなことが
頭に浮かぶことも、スッと受け止められている。

打ち合わせのファシリテーションをするときや
コーチングをするときなど
人の話を決めつけずに聴く場面で
自分が持ちきれていない感覚。

妻や子どもの話をただ聴くという場面でも
有効かもしれない。

人の話を聴く前に、
自分の中で他の誰かを明確にイメージする。
何かしらの設定を自分に与えることで。
自分の気持ちをフラットな位置に置く。

自分が中立な状態にいるため、
話し合いの場そのものを俯瞰する感覚で
話が聞けているのかもしれない。

「フラットな状態で人の話を聴く前に、
 まず何をしますか」