蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

イメージがつきやすい言葉ほど認識のズレを生む

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2020年12月26日 蛻変の記262号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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先月、ワンちゃんが家に来てからは朝晩2回の散歩を私が担当しています。
在宅ワークになったので夜もある程度決まった時間に行ってます。
昨日は出社する用があり、早めにも帰れなかったので、夜の散歩を妻と娘にお願いしました。

帰宅してから妻に散歩の感想を尋ねると
「ビクビクしたかと思ったら急に引っ張ったりして大変だった」という答え。
うちのワンちゃんは保護犬だったこともあり、人や犬に臆病なところがあります。
恐怖の対象がいなくなると、その場から立ち去りたいと思うのか、
強めに引っ張って歩いていくんですよね。

そんなことあるよなと思って聞いていたら、「毎日、大変ね」とねぎらいの言葉をもらう。
急に優しいなと思いつつ「ありがとう」と答えると
「ほんまに、ええ運動になる。あんだけ引っ張られたら腕はいたいし、足もいたい。
 明日は筋肉痛やわ」というセリフが続く。
私の中で「?」が浮かぶ

私が散歩をするときはビクビクすることはあっても座り込むことはない。
引っ張るといっても自分が持っていかれるほどの力ではいかないし、
自分が歩かなければ、ワンちゃんも止まってくれるんですよね。

ワンちゃんにとって外での妻に安心感がないために不安で止まってしまう。
また自分のペースで歩かせてくれるためにグイグイ進んでいく。

私が思っている以上に力をかけていたんだなと気付かされましたね。
犬の散歩で引っ張る、ビクビクするという自分の中でイメージしやすい言葉だったので、
相手に確認せずに聞いていたことも気づけましたね。

前提とする場面がありふれていて、わかりやすい言葉だと自分のイメージで理解して、
相手の状況を確認しない。
今回は自分が「うん?」と思ったから確認をしましたが、
引っかかりがなければ、お互いが理解していることがずれたまま進んでいく。

田舎に帰ってきたとか、犬ってかわいいよねみたいな大きなイメージのものは
細かな確認をあまりしない。
お互いが自分のイメージで話す。
微妙なズレがあっても誤差の範囲で流してしまう。

日常会話なら問題ないが、仕事上のコミュニケーションでは致命的になることがある。
そうならないためには相手のイメージを自分が理解できるまで確認が必要かなと思います。
わかりやすいものこそ、細かな確認。そんな意識を持っていたいものです