蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

会議の結論にコストをいくら払っていますか?

「質問や不明点はありますか?」

会議や打ち合わせなどで問いかけることがあると思います。
問いかけたあとに、参加者から何かしら反応があるといいのですが、
水を打ったように静かになることも。
会議室に集まってこの状況になるのもつらいですが、
音声のみのオンライン会議だともっと辛い(私だけですかね・・・)

シーンとなる原因はいくつかあると思うのですが、
打ち合わせに入る前提がそろっていないのが一番大きいかなと私は思います。
方針を決める打ち合わせなのに、そもそもテーマについて全くしらなかったり、
テーマとは直接関係がない方を呼んでいたりする。

そうすると打ち合わせの主催者の意図と参加者の思惑とにずれが生じますよね。
片や意見を求めているのに、片や何を求めているのかわからない状態。
その状態に質問をなげこんでも、誰も反応できなくて静まり返る。

打ち合わせは事前準備が9割くらいを占めるのではないかと最近思っています。
得たい成果の設定から逆算して打ち合わせの中で何をするのかを決めていく。
打ち合わせのゴールに持っていくには誰を呼ぶか。
誰を呼ぶかを決めたら、全員が打ち合わせのスタートラインに立つために何をするか。

この準備ができていたら打ち合わせはかなりの確率でうまくいくと思う。
とりあえず片っ端からよんで打ち合わせしましょう!では時間の無駄なんじゃないかな、
という気もします。
事前準備にそんな手間をとってられないよ、という気持ちもわかります。
社内の人同士にそんな工数かけてどうするの?という方は
会議にかかるお金を計算してみてはいかがでしょうか。
参加者の人数 ✕ それぞれの推定時給 = 会議の値段

その値段に見合う打ち合わせにするためには事前準備に手間をかけても
良いと思うのは私だけですかね・・・

「会議の結論は会議にかかった値段に見合うものですか?」