蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

意識して口角上げているのに、体はゆるむ

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2021年1月20日 蛻変の記284号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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「わからなくなったら、口角をあげろ。」

糸井重里さんの今日のダーリンを昼休みに見ると、
冒頭に出てきた言葉。
相手の言葉を理解するのに集中したり、厳し目の言葉を使ったりといった打ち合わせに
真顔で参加していた自分にグサッとくる。

顔出しなしのオンラインの会議なので、相手から私の表情を読み取られることはない。
集中すればするほど、口調もキツくなりがち。
そのため、普段はできるだけ口角をあげて会議に参加しています。

自分ひとりの場所で画面と向き合いながら、口角をあげているおっさん。
なかなかに気持ち悪い。
口角を上げていると、口調が柔らかくなっている気がするんですよね。
キモいなとは思いつつも意識してやっています。
受け手に確認していないので、どこまで伝わっているかはわからない。
単なる自己満足。

今日の午前中は口角を上げるという意識がどこへやら、ずっと真顔だった。
今日のダーリンを読みながら、自分の顔がこわばっていることに気づく。
顔だけでなく、体にも力が入っている感じがする。

私は無理やり口角をあげているため、微笑むようにする方が顔の筋肉を使っている気がしていた。
真顔は何もしていないはずなのに筋肉がカチカチで疲れを感じるんですよね。
筋肉を使うほうがゆるむ。

顔の筋肉を使っているはずなのに、体をゆるむ。
人間の体は不思議なもの。
ゆるんでいる状態のほうが打ち合わせの話もすっと理解しやすい気がする。
気のせいかもしれないけれども、真顔で聞いているときのほうが入ってくる情報が少ない気がする。
力を入れて待ち構えていたら、ボールが飛んできてもスムーズに受け取れないのと同じなのかもしれない。

自分の体の状態に遊びがあるからこそ、余裕を持って対処できているのかもしれない。
口角上げるだけで、心身ともにゆとりがある状態になれるのなら、楽なもの。
一人でニタニタしながら仕事していて、なにか被害があるとしても、
妻に気持ち悪いと言われるくらい。
それぐらいで済むなら、明日からもっとニタニタしよ