蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

雑用とするか仕事のきっかけにするかは自分次第

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2020年12月6日 蛻変の記245号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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「この機械は何に使うの?」

娘と家電量販店に電池を買いに行ったついでに店内の商品を見て回っていました。
こんなのあったら良いねとか、次はどれにするとか言いながら店内をぶらぶら。
娘が知らない機械もあるので、質問を投げかけられる。

今日、娘の知りたいというアンテナに引っかかった家電は「電話機」。
今まで気づいていなかったのが親としては不思議だった。
「説明してなかった?」という感覚。

小学二年生の娘にとって「固定電話」は家に存在していない家電なんですよね。
家族三人で暮らしている家には固定電話は置かれたことがない。
私の実家に行っても使われた試しがないのと、目につくところにないので気づかない。

家の中だけかなと考えていたら、今の職場も固定電話がないんですよね。
一人一人、携帯電話を持っている。代表電話も専用の携帯電話が受けるため、
固定電話が存在していない。
電話を誰かが取り次ぐということもないんですよね。

電話の取り次ぎといえば、若手が取らなければ誰もとらないという会社にいたことがあります。
若手が取らなければ、自分の部署あてにかかっているのに鳴りっぱなしでもお構いなし。
人がいるのに電話に出ないというおかしな状況。
自分の部署は教育の一環として若手に取らせる方針でしたが、
2コール以上なる場合は誰かが取る環境だったのは、自分の精神衛生上幸いでした。

「若手社員に電話をとらせる」のが良いか悪いかはここでは置いときます。
自分がやってよかったなと思ったのは「知識を仕入れるきっかけ」になるというものです。
進捗会議などで誰が何をやっているかの共有があっても、仕事の状況を深堀りする材料が自分にはない。
電話の取り次ぎをしていると、そのきっかけが持てるんですよね。

進捗でトラブルの報告がないのにAさん宛に電話が頻繁にかかってくると
「何か問題が発生しているのかな?」みたいな想像が働く。
Aさんの様子を観察し落ち着いた頃を見計らって、状況を聞いてみることが出来る。

他にも電話でぶっきらぼうな話し方をする人、丁寧な話し方をする人などについて
人となりを教えてもらうこともできる。
取り次ぎの人の依頼の仕方や口調なども学ぶことが出来たなと思っています。

「電話の取り次ぎ」というと若手の雑用みたいな扱いでした。
作業とするのか、自分の経験を増やす機会と捉えるのかで
自分が得られるものが全く異なる。
捉え方一つで見えるものが変わってくる事例の一つかと思います