蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

自分の状態が会話にでる

人の話を聴くことを心がけていても、

その人自身や話そのものに集中するには

自分の状態に左右される。

 

内心ムカムカしているときに

同僚から話しかけられたとき、

自分では切り替えて話を聞いている気になる。

相手の話がうまく整理できないと、

イライラが蘇り語気が強くなる。

 

娘に勉強のことを尋ねれた際、

前と同じことだなと思うと

心が乱れ、落ち着かなくなる。

 

自分の心が乱れると、質問する内容も変わってくる。

自分が落ち着いているときは、

「現状はどうなってる?」

「どうなってたらいいと思う?」と

穏やかな口調で相手に考えてもらう

問いかけができる。

 

自分の状態が乱れると

「現状はこうなんじゃないの?」

「こうした方がいいんじゃないの?」

といった質問風押し付けになる。

トーン低めの語尾は強め。

 

この状態になると相手の反応を待ちきれない。

答えがすぐ出てこないと

「どうしようと思ってるの?」

「何がしたいの?」と畳みかける。

こうなると質問ではなく、詰問になってくる。

相手は余裕がなくなり、答えに困る。

困った様子をみてさらに問いかける悪循環。

 

目の前の相手に集中して話を聞く。

答えを相手中から引き出そうとするには

自分の状態を整える。

気持ちは寄り添うが、

しっかりと自分の気持ちはぶらさないように

軸を立てる。

 

自分の気持ちが揺れ動いていると、

会話の空気も流されてしまう。

 

「話を聴くときに、目の前の人に集中するにはどうしますか?」