蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

工事業者とのやりとりで見直す声の印象

声の印象って伝える内容ほどに気をつけていないな、と思った話。

昨日、エアコンの取付のために工事作業者から訪問時間についての連絡があった。
電話には出れなかったものの、メッセージが残されていた。
名乗りから、要件までがよどみがなく、聞き取りやすい声と速さで記録されていた。
「今日、工事に行きますのでよろしくおねがいします!」という
気持ちがこもっているよう感じるメッセージだった。

メッセージを聞き終わったあと、
今日、作業しに来る人は丁寧そうで安心できるなという印象をもったほど。
実際に来られた際の印象、実際の作業ぶりも声の印象どおりだった。
「虫が入ってこないように、ホースの向きと長さをこうしますね」とか
「次、違うサイズのものにしても影響が少ないような場所に設置しますね」など、
なぜそうするのかを理解しやすい丁寧な対応だった。

そのような印象をもったのも声の第一印象で
自分の中で「この人は信頼できそう」という刷り込みがあったせいかもしれない。
声の印象がそれほどでもなかったら、
「確認せずにちゃちゃっとやってよ」と思っていたかも。

音声のみでのオンライン会議をやる中で、声からの印象というのに
自分が敏感になってきている。
強弱や速さ、間など声のもつ雰囲気で自分の受け取り方を変えている感覚がある。
声の雰囲気が柔らかいと自分の心のドアも大きくあくが、
キツイ言い方だと一瞬にして心を閉ざし、聞く耳を持たない。

自分が話すときはどうなのかというと、
聞こえているかどうかを確認するのみ・
内容がわかりやすいかな、回りくどくないかな、言葉足らずになっていないかは
気にしている。
投げるボールの形や速さは気にしているが、
相手が受け取りやすいような状態、雰囲気作りまでは気を遣っていない。

私の周りでは音声のみでのオンラインでの会議が続いていく中で、
声だけであなたの言葉を受け取ってもいいよと思ってもらえるような
伝え方、表現力を改善しないと!と思った休日のひととき。