蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

口だけ人間からの脱却

緊急事態宣言が5月末まで延長されました。
4月7日に緊急事態宣言の発表があってから、早4週間。
自分がどうありたいのか、何がしたいのかを考えさせられる日々でした。

妻と娘と24時間ずっと一緒にいる環境において
テレワークで日々の業務にあたる日々。
普段の仕事の中に家事、育児が流れ込んでくる。
年度切り替えで、異動になった人をリモートでサポートする。

自分では相手に伝えたつもりでも、
自分の思ったとおりの結果にならない。
仕事のイライラが、家族に伝染し、家の中に不穏な空気が流れる。
その嫌な空気にさらに仕事相手への伝え方が雑になる悪循環。

在宅勤務を始める前に自分で思い描いていたことと、
実際にやってみた結果の違いに愕然とする。

そんな中で、自分の近くで働いていた人が新型コロナに感染したり、
親族が感染の疑いのある症状に感染したりと目に見えない恐怖が
自分の身の回りに近づいていることに不安を覚えていた。

自分も明日どうなるのかという不安。
「今日を最後と思って生きる」と頭の中ではわかっているつもりのことを
現実的に突きつけられる。

そうなって初めて、自分は本当に何がしたいのか、
家族と強制的に離れることになったときに
自分が心の底から悔いはないと言えるのか、と自分に問いかける。
来る日も来る日も自分がどうありたいのか、
本当に望んでいるものは何か、と問うだけで停滞していた。

そんな時、チームビルディングの師匠が同じ友人から
オンライン飲み会の誘いを受ける。
気心の知れた人たちとのざっくばらんに語り合う時間。

お酒の飲みながら、ふと
「じっくりと話を聴いてくれるよね。
 ただ、伝える工夫はもっといる」と言われてハッとする。

チームビルディングを学ぶ前、
「周りがわかっていない」と毒をはいて、
すべて他人のせいにしていた日を思い出す。
そこから自分の周りに起こることはすべて自分の責任と切り替えるようにしました。

不安のせいにして、「本当にありたい自分」を探すという
口だけ人間になっていた自分と訣別するために
ずっと考えてきた「こうありたい」という思いに
「自分ならこうする」「この道を選ぶ」と行動を主にするように。

まだまだ不穏な日々が続きますが、「こうなりたいからこうする!」と
行動第一で取り組んで行こうと思います。

「理想を実現させるために、まず何をしますか?」