蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

自分の意見は仮説だからこそ、伝え方は柔らかくなる

私の周りには、普段、ほとんど接点がないのに、
一緒に仕事をするとやりやすい人がいます。

なんでこんなにスムーズに行くのかなぁと思っていながらも、
漠然と頭が良くて、こっちのペースに合わせてくれるからみたいに
全く考えずにいました。

ゆっくりと話をする機会をもらい、ざっくばらんに話してくれたおかげで
一緒に仕事がしやすい理由が少しわかったんですよね。

それは常に「自問自答」しているということ。
何か依頼を受けたとしても、依頼の背景から目的やお願いされたことをやった後どうなるかを
常に自分に問いかけている。
「なぜ自分に依頼しているのか」、「どのような意図があるのか」、「どうなっていたらいいのか」
「そもそもやる必要があるのか」などなど自問自答」している。
こちらが説明していることと自分の中での答えにずれがあると、「こういうことじゃないの?」と
認識合わせをしてくれる。

「こうじゃないの?」という言い方を常にされる方で、
「こうすべき」とか「こうでしょ」みたいな断定口調は使わない。
あくまで「自分はこう思うんですけどどうですか?」みたいなスタンス。
これもご本人の謙虚さや対応の丁寧さだと思っていたのですが、
自問自答して出た仮説の確認、つまり答え合わせなので確認のような口調になる。
「私はこう見てますけど、それでいいですか」みたいな感じ。

私は「こうすべき」と思うと口調が強くなることがあるので、すごく参考になる。
自分の見解、自分の意見はすべて仮説にすぎない。
自分一人で動く分には断定口調でも問題ないが、
誰かと動く場合は仮説をすり合わせて、みんなで仮説を作る。
すべて仮の世界なのに、自分の仮説が絶対に正しいとは言い切れない。
だとすると、自分の意見を言い切らない方が、すり合わせはしやすい。
人が集まって動くときの心構えを一つ教えてもらった気がします

「相手が受け取りやすいように自分の意見をどう伝えますか?」

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