蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

伝えていることの奥にあるもの

「運動不足解消のために家の中で

 運動できる器具を買いたい」

 

新型コロナの影響がでる前から

妻から言われていた要望。

大きいのはいや、邪魔にならないやつで

と言っていた。

 

踏み台昇降の台なら

邪魔にならなくて良いんじゃない?とか

エアロバイクのペダルだけのはどう?と

提案するも却下。

 

他にも小さめで、有酸素運動できそうなのを

色々提案するも、全てダメ。

あまりにもささらないため、提案することを

放棄して6月を迎える。

 

提案してこないことにしびれを切らした

妻が言ってきたのはルームランナー。

電動で手すりつきのもの。

 

「これなら、運動もできてこの部屋に

 ぴったりじゃない?」という提案に

「でかくない?邪魔になるんじゃないの?」

という反論が脳内を駆けめぐる。

 

この言葉を吐くと怒涛の反撃が来る。

言いたいことをグッと堪えて、

「良いと思うよ」と返す。

 

「これなら、部屋の雰囲気にも合うし、

 スピードに合わせて体への負荷を

 変えられるから良いよね」との

妻の意見に唖然とする。

 

始めから大きさは問題ではなく、

自分の中の生活のイメージに合うのかと

自分の気分に合わせて負荷を変えられることが

大事だった。

 

始めの小さくて邪魔にならないのは本心では

あるものの、こんなのあったら良いなくらいで

欲しいものではなかった。

 

それにも関わらず、最初の提示を鵜呑みにし、

奥に隠された要望を引きずり出せなかった。

妻の心と完全に向き合わず、

適当なところで提案していた。

 

コンサルとして動いているのに致命的なミス。

普段、お客さまの隠れたニーズを引き出して

なんぼ!と言ってるのに、

自分の妻と向き合えていなかったと、

ルームランナーを注文してからへこむ。

 

そのルームランナーが本日届く。

目に入るたびに、

「他にはニーズをひきだせてるのか?」

との問いが頭に浮かぶ。

自分の心と体を引き締めてくれる

良いアイテムになりそう。

 

「身近な人の考えていることに向き合えていますか?」