蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

自分の中の当たり前すぎることは、伝える気すら起こらない

「どうしてこの文面になるのだろう」

同じテーマで複数の部署がそれぞれPJを立ち上げている。
部署間での調整はスムーズにいくときもあれば、いかないときもある。

部署間の立場は横並びのため、
依頼の仕方が上から来る場合は大抵うまくいかない。

先日きた依頼も目的や背景の共有なしに
こちらでやると決まったんで、来月からそちらでも
やってくださいねというメールが飛んでくる。

上から目線のメールは受け手としては感情が昂ぶりやすい。
依頼内容がすんなり受け取ってもらいにくくなる。

間に立って調整に入り
「一旦、依頼を取り下げてもらって、次はこういう手順でお願いね。
 申し訳ないけど、謝罪風な文面でメールをもらえると助かります」と
段取りを組む。

「言いたいことはわかったんで、取り下げメール出しますね」と
相手から返答があったので、メールが来るのを待つ。

待ちに待ったメールが来たと思ったら、自分の想像以上で驚く。
要約するとこんな感じ
「色々言われたんで、こんな感じで進めます。すんませんでした」

「すいませんでした」を伝える前提が完全にずれていた。
きちんとそのあたりを言った気になって伝えていなかった。
自分の当たり前になっていることを伝えきるのは忘れがちになってしまう。

「自分の当たり前は、目の前の人にとっても当たり前ですか?」