蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

ふんわりと伝えると受け手に忖度させてしまう

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2020年10月01日 蛻変の記197号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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自分の仕事上でのクセに気づけたという話。

急ぎでもなく、いつ対応してもらってもいい内容のものだったため、
「確認しといてください」とだけ連絡していました。
送った相手から「確認するんで、時間ください」との返事があったんですよね。

「いつでもいいんで大丈夫なんですけど、何かありました?」と聞くと、
「何の連絡もなく回答が遅いと不安かなと思いまして」という答えが返ってくる。
相手の心遣いに感謝すると同時に自分の依頼の仕方を反省したんですよね。

急ぎであったり、期限が決まっている場合は、依頼の中に明記するのですが、
いつでもええかな、みたいな優先度が低いものは期限を書かないことが多い。
期限を書かないどころか、「いつでもいいんで」みたいなことも書いていないことに気づく。

自分の中で「いつやってもらっても構わない」という思いがあったとしても
文章として書かれていなければ、受け手は気づきようがないですよね。
明記されていない以上、いつやるかを受け手の中で考える必要がある。
自分自身の都合で決めていいはずだが、送ってきた人との関係を考慮して考える。
普段の関係性も加味されるので、なおさら答えを出すのが難しくなるかもしれない。

送り手の物言いが普段はハッキリしているのにぼかしていたり、
こちらから聞いても、「考えればわかるだろ、普通」と言ってくる人だったりすると、
受け手が考える範囲が広くなる。
忖度の余地が広がるため、受け手の心理的負担が大きくなる。

「いつでもいいから」と思って明記しなかったことが、相手にかなりの迷惑をかけていたかも。
自分の中の普通に気づかせてもらえるのはありがたいものです。

「自分の中の前提がメールの中に書かれていますか?」