蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

不便さに寛容になる

==============================
2021年1月19日 蛻変の記283号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
=============================

今年度は娘が通う小学校の地区役員をやっています。
年が明けてから引き継ぎの話が始まる。
自分の中だけではありますが、来年度のことにアンテナが立つ。

来年度に目が向くようになると、先延ばしにしていた娘の通信講座の手続きに着手。
小学3年生になると中学受験準備が視野に入ってくるため、コースが増える。
家族で相談しながら、今もやっているところで継続することにして、
コースやらにオプションやらを決めて申し込み、手続きは完了。

申し込みをしたところから手続き完了のはがきが2通届く。
メインとオプションを選んだから2つ届いたのだろう。
はがきの中身をよく見てみると、ユーザIDも2つ記載されている。
一つは現在使っているIDで、来年度からコースが切り替わる旨の案内。
もう一つはオプション用のIDを発行したという案内。

ユーザは一人なのに申し込みごとにIDが違うらしい。
変なデータの持ち方をしているなと思ったら、支払い方法まで別々で管理しているらしい。
同じところに一人の人間が申し込んでいるのに、
コースごとに支払い方法を選択、設定する必要がある。

ユーザIDにコースを紐付けるのではない。
コースを申し込んだ人に新しくIDを発行する。
IDとコースの紐付けは一対一。
Webサイトで同じ人間の受講状況の一覧を確認するのに、
オプションをつけるとIDを切り替えないと表示されない。

アマゾンや楽天などで買い物をするときに、カテゴリごとにIDを切り替えてとお願いされているようなもの。
利用者側からすると不便。
システム側からすると管理はしやすい。
ユーザーID、支払い条件、申し込みコースを紐付ける必要がない。
コースごとに独立して管理できる。

このような自分にとって不便な仕組みに出会うと、裏側がどうなっているのかなと興味がわく。
システムを作ったときはオプションはなく、後から追加した機能なのかなとか、
利用者の手続きも一度だけのため、システム改修する手間と費用をを考えたら、改修したくないなぁとか
妄想が進む。

もう一つ感じたのは、自分が傲慢になっているなぁということ。
ユーザーがわかりやすい、使いやすい環境が整ってくるにつれて、
自分が不便に感じることに不満をつのらせやすい。
自分の中の寛容さが少なくっている感じがする
「利用者に余計な手間をかけさせるなんて!」みたいな自分の常識が邪魔しているんですよね。
昨日もそうですが、バイアスの影響を受けやすい。
自分の中で何か引っかかりを感じたら、自分の常識を疑う。
サッポロビールとファミリーマートが共同開発した商品の誤表記商品が受け入れられたみたいに、
「それくらい別にええやん」と許容できるようになりたいものです