蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

無灯火の自転車からきづく相手からの見え方という視点

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2021年4月2日 蛻変の記319号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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去年から生活習慣が変わり、日が落ちてから外にでるのは犬の散歩くらい。
車を運転してどこかに出かけることはほとんどなくなった。
今日、久しぶりに日が沈みきってから、車で近所のスーパーまで買い出しに出かける。

街灯がない道のT字路を右折しようとしたときに、自分の右側を無灯火の自転車がすり抜ける。
車のライトの死角になっていた上に、全身黒系の服だったため、全く見えていなかった。
「危ない」と思ったと同時に、事故にならなくてよかったと心底ホッとする。

夜道を車の運転をする方からすれば、「自転車のライトつけて運転してよ」と強く思う。
自転車の側からすれば「付けなくても大丈夫」となる気持ちも分からなくはない。
自転車に乗っている方からは周りの状況が見えているから、「行ける」と思うのだろう。
自分が状況を把握できているために、車の側からも見えているはずと思っているのかも知れない。
これは自分が車からはどう見えているのか、という視点が欠けているんですよね。

自分は大丈夫と思っても、反対側の立場では全く異なるというのは
話し方や文章と同じ構図だなと感じる。
人の説明や書いたものは「面白くない」とか「分かりにくい」と批評しやすい。
自分が話したり、書いたりしたときに面白くて分かりやすくなっているかというと、
必ずしもそうなってないんですよね。

自分の言動が受け手にとってどのような印象を与えるのか。
人を指摘をしているのに、自分発信の場合、この視点が抜け落ちるときがあるんですよね。
自分の伝えているものが相手からみて受け取りやすくなっているのか。
今回の自転車のように、相手にヒヤッとさせていないか。
受けてから見た自分の言動を見直そうと思った良い機会でした。