蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

チームでの行動を積み重ねると仕事の範囲も重なりだす

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2021年5月21日 蛻変の記348号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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仕事上、自分の領域の一歩外を踏み出してくれる人はありがたい。

自分の職務範囲を担ってくれるだけでも充分ではある。

チームで仕事をしていると、人と人との間にボールが落ちやすいんですよね。

 

自分の範囲かどうかが微妙で、自分が動くか迷う。

そのような状況だと、メンバーの反応でチームの状態がわかる。

 

チーム状態が良くないときは、それぞれの担当の殻にこもってしまう。

しかもそれぞれの円が重ならない。

担当の間にボールが落ちると、

誰かが指示しないかぎりボールは拾われない。

自分かもと思いながら拾うことが自分のリスクになるため、動くのをためらうんですよね。

 

良いチームだとメンバーそれぞれの守備範囲が広い。

それぞれ担当があるとしても、隣接する領域が少しづつ重なっている。

二人の間のボールが落ちたとしても、どちらかが拾ってくれる。

拾った方は恩着せがましくすることはない。

隣の人は拾ってくれたことに感謝を示し、次は自分が取ろうとする。

返報性の原理がはたらきやすいんですよね。

 

問題はそのような自分が拾うという関係性をどう作っていくか。

何かすればすぐできるみたいなお手軽レシピはないと思うんですよね。

私個人の考えですが、「自分たちはどういうチームか」という共通認識ができていることが第一歩だと思っています。

 

共通認識がある上でどんな行動を取るかが落とし込まれていることが大事かなと。

自分たちがどうありたいかを決めた上で、必ず取る行動を一つ決める。

例えば「助け合うチーム」とありたい姿を決めたとする。

そこで助け合うチームとはどんな行動をメンバーがとっているかを考える。

チーム全員が気軽にできることを一つ決める。

例えば必ず挨拶をするみたいに。

その行動を積み重ねて、取るべき行動を増やしていく。

その積み重ねが守備範囲を広げてくれるように思います