蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

「思えば出る」今日の私の履歴書からの学び

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2021年5月27日 蛻変の記351号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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日経新聞で連載している「私の履歴書
今月は女優の吉行和子さんが担当されています。

今日のテーマは山田洋次監督とのエピソードが綴られている。
気になったポイントは2つあります。

「何度もおっしゃったのは『心でやってください』ということだ。
 セリフや表情など、表面だけの演技は見透かされた。」

「芝居ときちんと向き合っている人のやり方は、同じなのだと感じ入った。
 劇団民藝宇野重吉さんも「思えば出る」と言っていた。」

この2つが最近の自分の抱えているものを的確に捉えてくれる。
打ち合わせなどに出ていても、文字にすると良いことを言っているのに自分に全く響かない。
むしろ言葉が上滑りしていく感じがしてたんですよね。
鼓膜は震えているのに言葉だけがどこかにいく。
自分の記憶には何も残っていない。

人の話を聞いていてそうなるだけでない。
自分の言葉そのものも同じように軽いもののように感じる。
アウトプットのための言葉がまとまらなくなる。

自分の言葉に重みがないと思い、自分の目から誰かの役に立ちそうなことに囚われる。
ノートに書き出しても「なぜ自分が・・・」みたいな思考が出てきて、手が止まる。

今日の私の履歴書を読み、自分が自分の思いをないがしろにしていたなと感じる。
「ええこと書こう」の思考が膨らみ、大事な「何のために」を置き去りにしていた。
架空の誰かがええと思いそうだけど、自分にとっては思いの小さいものに囚われていたとも言える。
自分の思いや感じたことを自分が信じていけば、外に表れるはず。