蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

自分にとって都合の良い思い込みで自分を捉え直す

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2021年2月11日 蛻変の記304号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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昨日はClubhouseで人の占いを聞く、自分も占ってもらうという話をしました。
今日はその続き。

Roomの主催者である笑いのコンサルタント、中北朋宏さんの鑑定を聞くというのが、メインコンテンツ。
私自身、中北さんにお会いしたことはなく、記事を読んだことがある程度。
お笑い芸人を6年やられてから転職した会社で営業成績一位となって起業した経営者という情報も知っているので、
私の中で何かしらの先入観は出来上がっているんですよね。

直接の接点はないけれど、何らかのイメージを持っている人が、
「あなたはこういうところがありますよ」と言われているのを聞くと、
人物像のイメージが広がる。
四柱推命鑑定士の関口美穂子さんが中北さんに前向きな言葉をタグ付けしている感じ。
元々のイメージにプラスの印象がどんどん足されているんですよね。
こんないい面がある人なんですよと勝手に親近感が湧いていました。

これは自分が占ってもらうときも同じなんですよね。
関口美穂子さんが受け取りやすい言葉を使って話している、というのはありますが、
聞いているだけで気分が良くなる。
短い時間でも良いことしか言われないので、
「へぇ~、そうなんや」と受け取りやすいんですよね。
自分にないイメージの言葉もあったので、それを自分らしさの中に取り込んでいく気になる。

実態はともかくとして、自分像の中にプラスのイメージを持てる。
特定の人依存の言葉だと、その人との関係次第で言葉の信頼が薄らぐことがある。
占いだと実態に紐付かない言葉。
その分、自分らしさの引き出しに加えやすいように思います。
良い言葉を求めて、占い師を転々とするのは本末転倒ですが、
自分ってこういう面があるよというのは占いを使ってもいいかなと私は思っています。

自分がよく知っていると思っている人でも、普段の接点から
「こういう人」というイメージを作り上げている。
職場ではテキパキ先回り動いてくれる人でも、自宅では何もしない人かもしれない。
会社では一言も話さない人でも、プライベートでは飲み会の盛り上げ役かもしれない。
人物像って自分の知っている範囲での思い込みなんですよね。

自分が持っている自分像も、誰かに言われた言葉で作られているし、
自分が強みと思っていても、周りからすれば違うよとなることもある。
占いとはいえ、自分が憧れたり、なりたいものであれば、
自分像に組み込んでもいいと思うんですよね。
人も出来事も自分の思い込みや錯覚で捉えている。
どうせ思い込むなら自分にとって都合のいいことを刷り込めばいいかなと思います。

棚からぼたもちを拾えるのは手を出しているからこそ

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2021年2月10日 蛻変の記303号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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昼休みにClubhouseのRoomに参加する。
今日入ったのは『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』という本の著者で
笑いのコンサルタント、中北朋宏さんのRoomです。
四柱推命鑑定士の関口美穂子さんが中北朋宏さんの鑑定結果を話すという内容でした。

占いの結果を聞くのを公開するって面白そうと思ったのがキッカケ。
人の占いを聞くことってなかなかない機会で入ったRoomでしたが、
占いそのものよりも、話の伝え方、聞き方に気づきが多かったですね。

鑑定士の関口さんが前向きなことを伝える。
聞き手の中北さんが「えぇ~、そうなんですか!」みたいに自分の気持が高まってますと
わかるようにリアクションされるんですよね。
すごく嬉しいですとハッキリ相手に伝わる聞き方。
声だけの世界なので、反応が遅いと無音の時間ができる。
その時間が少しでもなくなるようにしっかりと相手の話に反応する。
ただ反応するだけでなく、感情をのせて。

オンラインの会議で人の話を聞くことが多いので、参考になる時間でしたね。
前向きな言葉の応酬で場の雰囲気が柔らかくなるというのも体験。
自分がすぐできるかは別として、周りの人を楽しませる時間を感じられたのは自分の記憶に残る。
知っているというのは出来るになるために必要な一歩。
こんなのいいなというイメージの引き出しが増えたのはありがたい。

今回参加したRoomは聞くだけではなく、最後に占ってもらえるチャンスがありました。
せっかくの機会なので、手を挙げる。
ラッキーなことに選んでいただき、数分だけ占っていただけました。
ありがたいことです

機会があるときに手を挙げられるか。
自分からチャンスを掴みにいくにはこの姿勢を持っていたいと感じましたね。
手を挙げるか、挙げないかは自分次第。
指名されれば次のステップに行ける。
指名されなくても、手を挙げる前と同じ状態にいる。
マイナスにはなってないんですよね。
「手を挙げられた」という自分の中で一歩進んだ感があるので現状維持とは違うかもしれませんね。
そうやって手を挙げ続けている人にはチャンスが舞い込む確率が上がる。
今回の経験は自ら手を挙げていこうと思える、良い機会でした。

バケツの中身を確認しながら、言葉のバケツリレーをする

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2021年2月8日 蛻変の記302号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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会議や打ち合わせはオンラインで、が私の中で当たり前になっています。
オンラインの会議で困っていることの一つが
「自分の声がどれぐらいのボリュームで聞こえているのか」ということです。

音声のテストや録音などを聞いて、大体のイメージはついています。
打ち合わせ中にどれくらいで届いているのかなというのがわからないんですよね。
自分の環境によることもあるし、相手の環境にもよる。
一概に何が原因と突き止められないのが悩ましい。

そのような状態でも自分のできることで場を整えようとする人をみると、
真似しようと思うんですよね。
会議の冒頭でかならず、聞こえているかを確認する。
自分に質問が向いているときに途中で途切れたら、聞き返す。
ただ聞き返すのではなく、途切れたところを自分で推測して、
「これであってますか」と聞く。

こまめに確認する人がいる一方で確認しようとしない人もいる。
声が小さいと周りから指摘を受けても、
マイクを口元に目一杯近づけているとか、設定値は最大にしていると返ってくる。
どれも「自分は」できることはやっている、という自分だけの世界に閉じているように感じる。

自分ができることはやっているので、それ以上やりようがないというのは理解できます。
場を共有しているときに受ける印象が違うんですよね。
自分から状況を確認する人と指摘を受けて確認する人との違い。
「自分の話が相手に伝わらない」ことが前提になっているかどうか、かなと思います。

自分から状況を確認する人は自分の話が相手には全部届かないというのが前提になっている。
リレーしたバケツの中身が減って、相手に届くと思っている。
だからこそ、バケツの中身を減らないようにしたり、中身がどれぐらい入っているのかを確認したりする。
ゲームとしてのバケツリレーは中身の継ぎ足しはだめでしょうが、
相手に伝わってこそのコミュニケーションは中身の継ぎ足しはしてもいい。

逆に指摘を受けてからマイクの設定を確認する人は自分の話が全部相手に伝わっていると思っている。
言ったからには相手は理解したものと捉えているように思うんですよね。
相手に伝わることが前提なので確認しない、ズレるとも思っていない。
なので、自分自身が気をつけないといけない。
相手は自分の言いたいことが伝わると思っているんですよね。
その人相手に話し方を変えてくださいというのは無理な要求。
自分が理解したことが相手の言いたいことをすり合わせたほうが、コミュニケーションミスを減らしやすい。
自分ができることに集中して、相手から行動や情報を引き出す方が楽できるかなと思います。

自分の思い込みを正すためにセーブポイントを作っておく

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2021年2月7日 蛻変の記301号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今日は小学2年生の娘のリクエストに応えて、

娘が2歳ごろからのビデオを見ました。

 

記録にしているのは大事ですね。

自分が全く覚えていない姿が残っている。

何より驚いたのが、妻や自分が穏やかに接していたこと。

 

自分たちの記憶では、その頃から子育てにピリピリ、イライラしていた。

ビデオを回しているから、カリカリしている様子は映っていないのは当たり前かもしれない。

穏やかに娘と過ごしている私と妻。

記憶しているのとは違う姿が記録されていた。

 

記録しているからこそ、記憶を修正することができる。

記録がないと、記憶だけが自分の事実として残る。

記録を見直すことで、事実を再確認できる。

事実として自分が思い込んでいる記憶を捉え直せるんですよね。

 

記憶だけに頼っていると、自分の思い込みで自分を追い込むことがある。

そのときのために記録があると、振り返れる。

動画でなくとも、自分の日記やメモでも十分。

定期的に自分のセーブポイントを作っておくのは大事だなと思った日曜日。

 

 

自分の意見を伝える前に、相手の見ているものを確認する

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2021年2月6日 蛻変の記300号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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空をみながら、散歩する。
小学高学年のときに犬を飼うようになり、散歩するときは空を見るのがクセになっています。
とくに自分の心の中がスッキリしないときは雲の流れをぼーっとみて頭を空にする。

今朝もワンちゃんを連れて散歩しながら、移り変わる雲の様子を眺めていました。
同じ方向を見ていても、自分の場所や時間がすぎると雲の形はどんどん変わる。
とどまることなく移ろっていく。
当たり前といえば、当たり前の話。

この当たり前のことは仕事や家庭などでコミュニケーションを取るときは忘れがちになるんですよね。
何かの言葉にムッとしたり、何かの場面でイラッとしたり。
自分の今いる場所からするとそう見えるだけ。
相手側から見れば違う景色になるし、第三者の視点で見れば見え方も違う。

子育てだとお片付けがあてはまるかもしれない。
おもちゃを出して遊んでいる子どもに「片付けなさい」と親が声をかける。
子どもは無視して出しっぱなしにする。
親の視点から見れば、ちらかっているから片付けてほしい。
子どもの視点からだと、おもちゃに囲まれて楽しくて仕方がない。
三者視点だと、子どもがおもちゃを広げるたびに、親のイラつきが高まってくるのが分かる。

子どもが遊んでいる最中に親が片付けて!と声を掛けても耳には入らない。
子どもには目の前のおもちゃにしか目に入っていないので、「何いってんの?」となりやすい。
楽しく遊んでいるときに、うるさく言われた!となる。
お互いが見ているものが違うことを忘れて、声をかける。
違うものをみているために掛けられた言葉が理解できない。
コミュニケーションがずれてくるんですよね。

感情がたかぶるとなおさら、自分のみているものに囚われてくる。
そういうときこそ、時間を置いて感情を落ち着かせたり、
場所を変えて目に入るものを切り替えたりすることで、
自分が見ている雲の形が変わるように私は思います。

自分の見えているものが変わっても、どうしても相手に声を掛けたい場合は、
自分が見ている雲の形を共有することが先かなとも思っています。
「私には今、鳥のようにみえていますが、あなたはどうですか?」と確認する。
相手から鳥に見えると返ってきたら同じものが見えてる可能性が高いため、
自分の言いたいことを伝える。
亀に見えると返ってきたら、鳥に見える位置まで誘導するか、
自分が亀が見える位置に行く。
見ているものをそろえたうえで、次のコミュニケーションを取る。
面倒でもそのようなことが必要かなと思います。

我が家は3人家族なので、指摘する人、される人、傍観する人の視点が入れ替わる。
傍観する側に立つと、指摘する人とされる人とで見ている世界が違うのがよく分かるんですよね。
自分が意見を指摘する場合でも、される場合でも「あなたには何が見えていますか」と
確認するクセはつけたいもの。
当事者になると傍観者の視点がごっそり抜け落ちることが多いので、自戒を込めて。

違和感のある出来事があると、自分の周りの良さに気づく

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2021年2月5日 蛻変の記299号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今日は普段、接点がないチームとの打ち合わせでした。
チーム対チームみたいな打ち合わせではなく、
相手のチームにお呼ばれして打ち合わせに参加するような感じ。

相手方の普段やっているとおりに打ち合わせが進む。
この進め方が自分たちと違いすぎて、違和感しかない。
実家の近所に住んでいる親戚の集まりに、自分だけが帰省して、
親戚のおじさんに強く言えず、主張することなく大人しく過ごすような感じ。

「何、これ」と思いながらも打ち合わせをする。
主体性を発揮することなく流されるままに時間を過ごす。
打ち合わせが終わったあと、どっと疲れる。
全く違うルールでの進め方と、違和感を覚えながらも何もしなかった自分とに
やり場のない怒りを感じていた。
どこにも吐き出せない感情だけが自分の中にたまり、疲れを感じる。

自分がいつもやっていることと大きくかけ離れているものに出会うとショックを受けやすい。
やり方の違いだけなのに、そこをすんなりとは受け入れがたいんですよね。
自分たちのやり方が正しいものとして判断してしまう。

「あなたちは、そういうやり方なのね」と受け止めるだけでよいのに、
自分を基準にして相手をジャッジしているから、心がざわつくんですよね。
自分の心地よい人と過ごしていると気づけない違和感。
いつもと違う刺激を受けることで、自分たちの良いところ、続けていきたいところにも
目を向けられる。
刺激がなくても自分の周りの良さに気づける人間になりたいなと思った一日でした

新しいことにチャレンジするからこそ、自分への課題が見つかる

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2021年2月4日 蛻変の記298号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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最近、テレビでもよく目にするようになったClubhouse。
使いはじめて一週間が立ちました。
Clubhouseでは使い始めのころは自分のアイコンにクラッカーのマークがついている。
車の初心者マークみたいもので、入ったばかりというのがひと目で分かるようになっています。
そのマークが取れたので、一週間たったと自分で気づく。

マークが取れてから、まだ一週間しか立っていなかったのかと思いましたね。
それくらい毎日、ハマっていました。
といっても人の話を聞く専門です。
どうして、時間があればアプリを立ち上げていたかというと、
自分が読んでるビジネス書の著者が誰かしら常にいたから。

出版記念イベントや有料のセミナーなどにいかないと聞けない話が気軽に聞ける。
そんな環境になっていたので、Clubhouseに入り浸っていました。
今まで時間がないと思っていたのが嘘のように時間を使っている。
入り浸ることで使える時間はあったんだなと気づくキッカケにもなりました。

人の話を聞くだけの時間を過ごしてきましたが、
今日初めて、スピーカーとモデレーターを体験しました。
スピーカーは参加した部屋で話す権利を与えられた人で、
モデレーターは話す部屋の管理人です。

話す側に回ると、聞くだとのときとは違う欲が湧いてきます。
特に「伝える力」、「聴く力」、「場を見る力」を高めたいなという気持ちになります。

伝える力は短く、簡潔に話すだけでなく、相手がイメージしやすいよう話せること。
Clubhouseは声だけなので、相手が受け取って、分かってくれる量で伝えたいんですよね。
顔が見えない分、相手の反応が分かりづらい。
分かるかなぁとか思うとついつい言葉を足してしまう。
短く伝えて、どうですか?と聞くようにしていかないとと感じています。

聴く力についてですが、相手の話を聴くのがまだまだ足りない。
相手の話をうけて自分のことを話してしまう。
相手が話したいことを引き出すことを伸ばしていきたい。

場を見る力ですが、部屋全体の場作りに必要。
この人に話を振ってみようとか、話題を変えてみようとか、
しゃべりやすい空気になっているかなとか、場を整える力を鍛えていきたいなと感じる。

初めてのことにチャレンジすると気づきが多い。
ええ体験できたなぁで終わらぜず、次に活かすには行動あるのみ。
自分主体で何かしてみないと、思っただけで終わってしまう。
せっかくあるプラットフォームを使って何をするか。
それが直近の課題。