蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

意外と気づかない、身近な人の当たり前

当たり前になるとできていること、やれていることが見えなくなるという話。

夕方5時になると、娘はピアノの練習をするというのが、
在宅勤務になってからの習慣。
ピアノの音が入るのと、練習状況が気になるので、
その時間にはテレビ会議を入れないようにしていた。

お客さまとの都合がつかず、娘の練習時間に打ち合わせがかかってしまう。
打ち合わせ中はあえて触れずに、用件をすませてから
ピアノの話になる。

習慣になるまでは親子でぶつかり合うこともあったが、
今では娘は毎日、決まった時間になると何も言わなくても
ピアノの練習を始める。
親が打ち合わせしていたり、仕事に気を取られたりしていると
気を抜いてピアノを弾くので、怒ってしまう時があるという会話を
お客さまとする。

練習するならきちんとしてほしいものです、みたいな話を私がすると、
決まった時間になったら自分でピアノの前に行くっていうことだけでも
すごいよ!というお褒めの言葉をいただく。

自分がやりたいと言って始めたことでも、続かないことがある中でも、
毎日、自分でピアノに向かう。
気分の良し悪しに関わらず、決まった量をやろうとする。
やっていることの中身はともかく、できてることがいっぱいありますよ!
というありがたい話をしてもらう。

こういう話をお客さまにしてもらい、娘ができていることや、やれていることは
色々あるなぁとしみじみ思う。
チームビルディングやコーチングの手法を使って日々、業務にあたっている。
それにもかかわらず、のに、相手の行動を自分の価値観で判断しないや
相手のできていることに着目するといったことが、
身近な相手にまだまだできていなかった。
自分の大事な家族だからこそ、自分が身につけた知識を
常に実践できるようにしていたい。

「周りの人がしていることで、当たり前になっていることは何ですか?」