蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

打ち合わせで迷子にならないために

「何のために、この打ち合わせをやってるんやろ」

仕事の打ち合わせに参加すると、
みんな一生懸命話しているけど、こんな思いに駆られるときがある。

真剣に議論しているのにどこに向かっているのか、
自分が迷子になる。
打ち合わせのテーマが明確なときほど、議論が迷走しやすい。

迷走しにくい打ち合わせにするには、
テーマだけでなく打ち合わせが終わった後の状態と
そのために何を話すのかを最初に確認するのが大切かなと思う。

打ち合わせに来た人たちを、打ち合わせ終了後にどういう状態に
連れて行くのか。
たとえば、改善案が了承された状態や懸念事項が洗い出された状態のように
こうなっていたいというゴールイメージを共有する。

ゴールを共有した上で、そこに行き着くために
打ち合わせの時間を使って何をしていくのかを議題を使って共有する。

議題ならいつも作っていると思われるだろうが、
議題の一つ一つがゴールイメージと紐付いていないと、
迷走しやすい。

議題に沿って討論していても、議論が盛り上がってくると
ゴールイメージはどこかに飛んでいきやすい。
盛り上がって違うところに行き始めたら、
燃え盛る炎に水を掛けるように
ゴールイメージを思い出せるとピシッとなる。

要所要所でゴールイメージを思い出してもらうためにも
最初にしっかりと旗を立てる事が必要。
これをやるだけで、迷子が出る打ち合わせは減る気がする。
自分が参加者として、旗立てをしなかったのは、
当事者意識がなかったともいえますがね・・・

「打ち合わせが終わった後、どういう状態になっていたいですか?」