5歳の男の子に熱狂を学ぶ
6月は妻と家族の誕生月。
いつもなら、友人家族と集まって誕生日会を開くのだが、
新型コロナのこともあるため、今年は中止。
友人からのプレゼントを受け取りに、お宅にお邪魔する。
お宅にお邪魔すると、年中の男の子がいつも寄ってきてくれる。
簡単に挨拶して大人同士で話し込むのが常だが、
今回はお気に入りの戦隊モノのムック本を手にして、
割り込み、自分の話を展開してする。
「これ、一番気にっているの」とか
「これがこうなって、かっこいいんだよう~」と
とにかく熱く語る。
大人になってから、戦隊モノを見なくなったのと、
自分の子どもが娘なのもあり、全く知らない世界。
今となっては興味や関心が全くわかない話だが、
「ちゃんと聞いているよ」くらいの感じで相槌を返す。
その相槌に合わせて、子どもの伝えたい熱が高まり、
どんどん自分の興味の持っていることを伝えてくる。
相槌の語源、刀鍛冶の師が打つ間に弟子も槌を入れることで、
互いに槌を打ち合わすこと通りに、槌のリズムがあってくると、
より言葉にも熱が帯びる。
話を聞く前は全く興味がわかなかった戦隊モノが、
ひとしきり話を聞き終えると、見てみようかなと思うくらいになった。
これは普段の仕事やプレゼンでも同じ。
自分が面白いと思っている仕事は苦にもならないし、
自分の楽しんでいる様子が熱源となり周りを巻き込んでいく。
プレゼンも「あなたにとってどのように良いか」という思いが強いほど刺さる。
年中の男の子がもっているような熱い思いをもった本気さを
仕事にぶつけてなかったなぁ
「人に話したくなるほどの仕事の面白さはどこにありますか?」