蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

自分のやり方を相手に求めて同じ成果がでるのだろうか

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2020年9月26日 蛻変の記192号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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自分の中の「~~すべき」にとらわれていた話。

自分が気になった人とコミュニケーションを取れれば良いと思っているくらいの私と
小二の娘は真逆の性格なんですよね。
お会いしたこともないご近所さんと知り合いだったり、
初めてあった店員さんと雑談したりと外出したら誰かとしゃべっている。

今日は朝から自宅で問題集に取り組んでいたのですが、いつものように口が動いている。
しゃべっているのか、勉強しているのかわからない状態。
いつもなら「だまってやりなさい」というところ。
普段のように注意する前に、娘の様子を見ていると口が動いているときほど手が動いている。
「どこで聞いたことある光景やな・・・」

思い当たったのがコピーライターさわらぎ寛子さんとアートディレクターの八木義博さんとの対談。
お二人は同じ会社で机を並べて仕事をされていた。
八木さんが言うにはさわらぎさんは考えごとをしているときは一人でブツブツ言っていたらしい。
口に出すことで自分の頭の中を整理していく

対談を見ていて、そういうスタイルもあるのかと思った記憶を娘を見ていて思い出したんですよね。
「ひょっとしてうちの娘も?」と思い、娘の話すリズムに合わせて相槌を入れる。
しゃべりのリズムに思考がのってきて、いつもより早く課題が片付く。
「この子も話しながら考えがまとまるタイプなのか」と合点がいきましたね。

私は「頭の中でイメージをつくってからメモを書き出す」タイプで
妻は「ノートに書きながら考えていく」タイプ。
どちらも口は動かないんですよね。
「考える=口を閉じる」なので「勉強=静かに」となる。
自分たちの価値観を押し付けていたなぁと反省。

仕事や職場でも同じようなことをしていたんだろうなぁと。
「こうすればこうなる」というパターンが多いので自然と自分の中で当たり前が溜まっていく。
そのパターンに外れている人や考え方を自分の引いたレールに押し込んでいたかもしれない。
成功体験が強いものほど、自分のスタイルを強要していたかもしれないですね。
自分の中の常識は誰かの非常識。
頭では分かっていても、自分の当たり前を絶対的なものにしてしまうものです

『こうしたほうがいいよ』というアドバイスは誰にとってやりやすいものですか?