蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

雑談ができるから仕事の相談ができる

「プライベートの話ができない人に気軽に仕事の相談ができるわけがない」

仕事で信念と呼べるものはあまりないのですが、
チームで仕事をするときに大事にしている心構えの一つです。

普段からコミュニケーションがないのに、仕事の相談ってハードルが高い上に
話しかけるだけでも勇気がいる。そんな思いを持っていたんですよね。
雑談のついでに仕事の相談や、雑談のノリで仕事の相談って出来ないものかなぁと。

だったら、仕事の相談をまじめにするのをやめればいいんじゃないかと思い、
チームの立ち上げ時に言うことにしたのが「雑談」ありきでコミュニケーションを取ること。
「はじめまして」の人たちが多いチームで一体感を感じてもらうために、
「雑談>仕事の相談」を優先する雰囲気を作り出す。
雑談するチームにしていくためのポイントは3つ。
①リーダーの合意をとる
②キーマンに根回しをする
③やり続ける

①リーダーの合意をとる
私の立場はチームのトップではなかったため、雑談をメインに据えたコミュニケーションにしたいというのを
トップの了解を取る必要がありました。
ここで却下されていたら、よそよそしいチームになってしまう可能性が高いし、自分の信念が通せない。
自分の思いを込めて「このチームを良くするために」というテーマでメリット、デメリットや取り組む意義を説明し、
チャレンジしてみようというお墨付きをもらいました。

②キーマンに根回しをする
やりましょうとなっても、土台がないところに一人で突っ込んでも上手くいかないことのが多い。
まず、チームの中心を担う人に、協力を依頼する。
「前例を作りましょう!」や「今まで苦労しませんでしたか?」など相手が乗り気になるような言葉をかけて、
やってもいいよという空気感を作り出す。

③やり続ける
上司の了解もキーマンも手伝ってくれるとなったらいざ、実践。
自分がきっかけとなって、作業の切れ目を狙って話題を振る。
話題が盛り上がらなかったり、作業したいと言われたりしても、次のチャンスを狙って、
また話題を振る。これをチーム内で誰もが雑談してもいいなるまでやり続ける。
途中で心がくじけそうになっても続ける。

いざ、やりましょうとなっても人任せにしていると動き出せないもの。
自分がやりたいと言って始めたことは、まず自分からきっちり動く。
そうすると周りがついてきて、やってやってもいいかなという流れができる。
今では内輪の打ち合わせでは雑談をしてから本題に入る。
雑談のような感じで、作業分担がきまるみたいなコミュニケーションになっています。

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