自分がわかっていないものは要約して説明できない

「だから、何？」

打ち合わせの場で言われるのも、言うのも嫌な言葉。
誰かが言われているのを聞くのはもっと嫌。

たった一言で相手を追い詰める。
この言葉が出た後、場はいい空気にならないんですよね。
「だから、何？」と言われた後、頑張って話しても
たいてい、いい方向にはいかない。
叱責がセットなんですよね。

自分にとってわかりにくいため、イライラがつのり、
「だから、何？」と言われると、より追い詰められて
何がいいたいのかわからなくなる。
そのあと「何が言いたい」となったり、
「こういうことでしょ！」となったりしてさらに追い詰められることになる。

私自身人を問い詰めても、長期的にみて良い結果につながらないと思っています。
打ち合わせで「だから、何？」パターンになる前に助け舟を出そうとする。
「こういうことでいいですか？」とか
「いつまでに何をしたいのかもう一回説明してください」とか
フォローをしてみる。
「だから、何？」と言われる人は
その後の説明も同じようにグダグタになるんですよね。

毎回グダグタになるわけでもなく、
上手くいくときもあれば、いかないときもある
上手くいくときは、伝わっていないと話し手に感じてもらえ、
何を伝えたいのか明確にして返してくれる。
何のために、誰が何をいつまでにどうするかがまとまっている感じ。

上手くいかないときは、助け舟のつもりが余計に追い詰めてしまい。
一言で上手くまとめられなくなってしまっているんですよね。

伝わるように話をまとめるには要約力が必要だと思っています。
要約力の元になるのは理解力かなと思っている。
説明したいことを自分がどこまで理解しているのか。
理解ができているほど、枝葉を切り取り幹だけを残せる。
理解が浅いと、どこが幹かわからないため、
枝を残したり、幹そのものを切りつけたりする。
この仮設が正しければ、足りない要素を聞いていけばよいのかも知れない。

「問い詰めずに、聞き出すにはどうしますか？」

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