蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

言葉の理解がずれるのは自分と相手の文脈が違うから

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2020年9月12日 蛻変の記178号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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「そんなにムキにならなくてもいいじゃないですか」

他人からかけられる言葉に対して、ムッとしたり、イラッとしたりする言葉があります。
私が人としての器や度量が小さいというのはあると思いますが、
言葉に対する自分なりの解釈が違う。
どのように捉えているかの前提が揃っていないので、すれ違ってしまうんですよね。

自分の中で言われてイラッとするのが「イクメン」や「パパが役員をして偉い」といったもの。
2011年に妻が妊娠したときから、家庭のリズムに合わせて仕事をするようにしていました。
妻も仕事をしている上に、周りに頼れる親戚がいないため自分たちでやっていくしかない。

夫婦間でお互いの仕事を尊重して家庭のペースに合わせると、職場とのリズムが合わないときがある。
イクメンなので、仕方ないですよね」など言われるとイラッときてたんですよね。
その経験のおかげで、自分のなかで「イクメン=家庭を理由に仕事量を減らしている人」のような
意味付けになってきたんですよね。
相手がそんなつもりで言ってなくても、自分の中で小馬鹿にされた言葉に変換されるので
イラッときてしまう。

「パパが役員をして偉い」も同じ感じです。
今、小学校のPTAで地域担当役員みたいなのをやっています。
周りが女性だらけの中、唯一の男性。
お願い事で各家庭を回っていると「パパが役員をして偉いですね」と言われると苦笑いしてしまいます。
「ママはやらないんですね」という皮肉を感じる。

どちらも自分の捉え方がおかしいからというのは分かってはいるのですが、反応してしまう。
自分が言葉に反応するのはなかなか変えられないですが、
相手がどういうつもりで言っているのかという相手の文脈を理解するようにはなってきたかなと思っています。
イラッとするのは自分に原因があるとして、相手がどういう意図をもって発言しているのか、
そこを確認してから、自分の感情を出す。
感情を相手にぶつけるところまで行ってしまうのが悲しいところなのですが・・・

相手が発する言葉には、その人ならではの文脈がある。
受け取る方もその言葉に対する自分固有の文脈で理解する。
自分が発するとき、受け取るときどちらに立ったときも相手の文脈を踏まえて、
コミュニケーションを取りたいものです

コピーライターのさわらぎ寛子さんとNPO法人ファザーリング・ジャパン ファウンダーの安藤哲也さんとの対談をみてこんな事を考えました。
アーカイブは15日(火)まで見れるようですので、興味をお持ちの方、ぜひご覧ください。