蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

自分の手の内を明かせば明かすほど、勝手に距離は縮まる

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2020年9月13日 蛻変の記179号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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昨日は、自分の頭の中を1枚のマップにして公開している松本さんと
お話する機会をいただきました。

こちらのnoteの記事を見ていただきたいのですが、
自分が考えていること、興味関心があることをマインドマップや図にして公開されています。

note.com

他の人に見られようが、見られまいが、考えたいことを考え、自分の頭を整理するわけだし、
 いっそのこと、常に周りに見える状態にすればいい。

読書メモから自分の理念まで幅広く整理しているものを衆人環視の状態におく。
SNSでの投稿は自分をさらけ出す行為ではありますが、見せたい部分を編集して出しているように思います。
それに対し、自分の頭の中の整理過程そのものを見せる。
自分の考えていることをすべてオープンにする勇気は尊敬します。

松本さんとはオンラインサロンで知り合ったばかりで
何かをご一緒したこともなければ、コメントのやり取りもしたこともない
「初めまして」の関係でお話しました。
不思議だったのは話してみても初めまして感がなかったんですよね。
話す相手の頭の中をすでに知っていて聞いていても前言ってたよねみたいな感覚。

松本さんのnoteでも言われていますが、
何かを説明するときも、頭の中を見せながら説明すると説明もしやすい。
 もしかしたら、説明もいらないかもしれない
を実感できる時間でした。

前から知っているような感覚になったのには3つのポイントがあったとおもいます。
1.相手の趣味嗜好を知っている
2.共通点がある
3.好意の返報性

まず1点目の「相手の趣味嗜好を知っている」について
合う前に自分はこんなことを考えている人間ですと一枚にまとめてくれている。
特定の分野だけでなく、仕事や趣味、プライベートなことまでが上がっているので、
相手の人となりが事前にわかる。
前もって知っていると、こちらの警戒心が下がるように思います。

2点目の「共通点がある」について
幅広く書かれているマップでも私の興味が行くのは自分との共通点があるところなんですよね。
全くしらない地図なので、自分の知っている言葉、関心のあることを探そうとする。
自分の興味のあることと同じものが引っかかると勝手に親近感が湧く。
共通点が見つかると同じカテゴリにいる人になり、心理的距離が近くなってくる。

最後に「好意の返報性」について
あらかじめ相手が自分自身のことをオープンにしてくれる上に共通点があり親近感が湧いていると、
こちらも自分のことを話さないと、という気になります。
相手が持っているカードのうち、見せてくれている枚数分だけ
こちらもオープンにしないとフェアじゃない、そういう感覚でしょうか。
ギブアンドテイクではないですが、受け取った分だけ返したくなる気分になっていましたね。

今回の対話を通して、チームの和が高まっていくプロセスと同じだなとも感じました。
「チームのコミュニケーションを活発にしよう」と呼びかけても、
「周りが動いてくれない」と言っている人がたまにいるんですよね。
自分は何をしたんですか?と聞くと何もしていない。呼びかけるだけ。
人を動かすのであれば、まず自分が動く。
動いた分だけ、返ってくるかはわからないけれども、動くことで反応は得られる。
チームの和を高めるためには、お互いのことを理解することが必要かなと思っています。
相手に近寄ってきてもらうには、まず自分のことをまずさらけ出す。
そのさらけ出す一つの方法としてマップにまとめるというのは良い方法かなと思います。

チームの距離を縮めるために、自分のどんな話をしますか?