「早めにお願い」と伝えるからほしい結果が手に入らない
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2020年10月22日 蛻変の記218号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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人に伝えるときに「感覚的な言葉」をついつい使ってしまう。
今日、思わずつかってのは「まずいと思う感度をあげて、早めにつたえてね」というもの。
まずいや早めなど相手の感覚に依存している言葉で伝えてるんですよね。
感覚に依存している言葉で伝えると言う側は自分の気持ちを伝えた気になって満足してしまう。
「気をつけてね」、「次から気をつけます」のやり取りみたいに
相手が次どうするのかがお互いわからないのに、分かった気になってしまうんですよね。
自分が「気をつけてね」と言われた場合、「どうしたらいいの?」とか「何をしたら気をつけたことになるの?」と思う。
「もっと早く」の場合も同様に、「どれくらいが早いの?」など感じる。
感覚的な言葉の基準は人それぞれ。
自分の中で十分早めに伝えたつもりでも、「もっと早く」と言われると混乱するんですよね。
仕事の結果が明確に合意している上で自由にやっていいのであれば、感覚的な指示でも問題ないと思う。
ミスの再発防止や行動改善のお願いといったことに「次から気をつけて」だけでは、
「何をしたら良いのか」が明確ではないため再発すると思うんですよね。
目的地までの方向も行き方も分かっていない人に、地図無しで行かせるようなもの。
もしくは「この道をずーっと行って、右に曲がってちょっとしたらある」みたいなゆるい道案内かもしれない。
結果的に目的地につくかもしれないけれど、たどり着ける可能性は限りなく低い。
改善を期待して伝えるのであれば、行動につながる表現にする。
メール誤送信対策であれば、メールアドレスをすべて表示して声に出して読むみたいに動作に落とす。
次に何をするのかに集中させる方が良いかなと私は思います。
今回の「まずいと思う感度をあげて、早めにつたえてね」という私の依頼は
「別の部門からきた対応依頼はすべて転送してください」に変えました。
最初から行動に焦点をあてて伝えたいものです
「動きやすい指示とはどのようなものでしょうか?」