10年以上手入れしていないスキルが使えるのは強固な基礎固めがあるから
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2020年11月5日 蛻変の記232号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今日は2,3ヶ月置きに訪れている整体に体のメンテナンスに行く。
2年ほど前から知人の紹介で通っています。
当時は腰痛に悩まされていて、ひどいときは足がしびれたり、座っているだけでも痛かったりしていましたね。
今の先生の所に通いだしてからは腰痛とは無縁の生活を送れています。
そこでは男性と女性の二人の先生に施術してもらっています。
女性の先生に施術してもらうときは中国語教室をしながらが最近の流れになっています。
私が中国に留学して、そのまま現地で仕事をしていたとか、
妻が中国人だとかの世間話をしていたのがきっかけで
中国語を教えるようになったんですよね。
中国語教室といっても「中国語で何ていうの?」に応えて単語を教える簡単なもの。
カリキュラムがあるわけでもなし、相手が聞きたいことを教える。
今日は中国で留学していたときにどんなことを勉強していたのかがテーマで話していました。
私の留学先は中国の大連市にある大連外国語大学。
大学が運営している留学生向けの中国語学校に入って中国語を学んでいました。
一番つらかったのは最初の一週間。
言葉を学ぶわけではなくひたすら発音練習。
正しい口の形と母音と子音が四声ででるようになるまでやっていました。
私が留学していたのは今から15年前の2005年。、
今も同じ方法で教えているかはわかりませんが、
口の形、下の位置が違うとひたすら直される日々で全く楽しくなかったですね。
スラムダンクの基礎練習に明け暮れる桜木花道の気分。
嫌気はさしつつもスラムダンクを思い出し「基礎は大事」と言い聞かせていました。
最初にみっちり型を教えてもらったおかげでその後がスムーズでしたね。
文章を読むのも口がスムーズに動く。
正しい口で話せるようになるとヒアリングもなぜかできるようになり、
意味がわからなくても音が拾えるようになる。
そうなるとシュート練習を教えてもらった桜木花道みたいに、中国語の練習も楽しくなり、
中国語レベルが2次曲線で成長していくのを感じていましたね。
という昔話を整体の女性の先生と母音の発音練習をしながらしていました。
中国から日本に帰国して12年。
中国語を使うのは家族との会話や一緒に中国語を勉強している人とのやり取りのみで、
一日に中国語を使う時間が10分あれば良い方。
仕事でも全く使わない日々を過ごしています。
それでも未だに四声は怪しいですが、発音は問題なく話せる。
ニュースで流れる中国の報道官の言葉は聞き取れる。
最初にしっかりと基礎固めができていれば10年以上毎日使っていなくても何とかなるものだなと思いましたね。
できるようになれば、しばらくやってなくても何とか出来るというのは自転車など、と同じなのかもしれません。
独学でやっていたとしたら、そこまで基礎が固まらなかったかなと私は思います。
「三年勤め学ばんよりは、三年師を選ぶべし」という言葉通り。
今になって感じることですけどね