蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

具体性の強いイメージが自分の行動を引き寄せる

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2021年1月12日 蛻変の記276号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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自分が子どもの頃、母親に説教されたことに近い状況が起こると、
自分の感情をコントロールできない、そんな話を昨日書きました。
今日もその続き。

よくキレる私に対してアドバイスをくれる妻も気は短い方で、
夫婦揃って、短気でイライラしやすい。
その性格を夫婦で直していこうと、強く思えるようになったのはご近所さんの存在です。

ご近所さんは夫婦どちらも温厚なんですよね。
お会いして話をしていると、ゆったりした話し方にこちらまで落ち着いてくる。
流れている時間が違うように感じます。
ご夫婦ともそんな感じなのですが、お子さんもゆったりしている。
ちょっとしたことでイラつきがちな我が家とは違い、
うまく行かないことがあっても穏やかに大人に伝えてくれます。

家庭内が落ち着いているからこそ、子どもの精神面も落ち着いてくる。
その見本となる姿を目の当たりにする。
おおらかに育ったお子さんに接するご夫婦のあり方を自分の目で見て、身体知化される。
これが非常に大きかったんですよね。

これまでは「穏やかな夫婦になろう」と言ってはいても、具体的なイメージが持てていなかった。
目標はあれども実態がつかめていない中で模索していたんですよね。
自動車を目標としているのに、イメージがつかないため馬車を早く動かそうとしていたようなもの。

ご近所さんのおかげで「穏やか夫婦」が使われる話し方や口調、接し方の理想イメージの実体化ができ、
夫婦間で共通の認識が持てる。
自動車とはこういうもので、こうやって動くんだというのが分かったようなもの。
分かったからと言ってできるわけではないけれど、
実態があるイメージがあると、「こうすればいい」と思えるため、行動に余裕がでる。

このイメージのサンプルをいくつも持てると、目標への到達が楽になるだろうなとも感じる。
サンプルが一つしかないと、目標へのルートが一本道になってしまう。
2つあれば違う道を行くという選択ができたり、かけ合わせたりできたりする。

育児でもそうだったなと、改めて思う。
妻が母乳が出なくて悩んでいた時期があった。
自分自身がミルクのみで育った上に9つ年の離れた姉がミルクをあげていたらしいので、
それでもちゃんと育つ。
夜泣きの対応はミルクのがお互い楽だよねと伝えられていた。
離乳食を食べないときも、身近にうどん、ヨーグルト、のりしか食べない家庭を知っていたので、
それでも子は育つと心の底から思えたんですよね。

かく有りたいと思うとき、自分が実感できるくらいの強いイメージを持つ。
そのイメージが強いほど、自分の行動を目標に寄せていく。
だからこそ、目標とそのゴールイメージはセットで考えていきたいものです