蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

人に何かを言いたくなったら、「自分はどうなん?」と問いかける

==============================
2021年2月17日 蛻変の記309号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
=============================

このところ自分の声や話し方が気になっている。
相手にとって聞きやすい声で、分かりやすく伝えられているか。
そのことばかり意識がいっている。

というのも私の周りに気になる存在がいるから。
声が小さかったり、私にとって分かりにくい話し方をされる。
もう少しハッキリ話して!とお願いしても、すぐに小さくなる。
こういう順番で話して!と言っても自分のスタイルを変えない。

他人を変えることはできないと私は思っている。
その方が変わらないことについては何も思っていない。
私が引っかかるのは「自分はどうなんだろう?」というブーメランが常に自分に刺さる。
私がその人に指摘をするたびに、自分のことは自分では気づけないと思い知るんですよね。

「声が小さい」と私が伝えると同時に、自分の中で「自分の声は聞き取りやすいのか?」というアンテナが立つ。
「この順番で話してくれると分かりやすい」と言えば「自分の話し順は相手にとって分かりやすいのか?」という問いが立つ。
自分の中でアンテナや問いが立つから、自分の行動を振り返ったり、次こうして行こうって改善したり出来る。

私が話したり人の話を聞いたりするときに、引っかかるものがなければ自分の中で気づくことはない。
自分の話し方がどんなに下手でも、周りが温かく受け止めてくれたら、話し下手と思うことはない。
自分がわかりやすいように周りが話してくれているだけなのに、周りが話し上手とも思わない。
自分にとって気づきが起こるのは、私が引っかかるものを提供してくれる人がいるから。
その人を通して、「自分の声や話し方を気にしたほうがええで」と教えてくれる。
その人がいてくれるからこそ、自分の学びが深まるありがたい存在です。