蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

他人の目があるから歪みに気づく

自分では気づかないうちに

間違ったまま癖がついてしまう。
そんなことはないでしょうか。

娘のピアノの練習を見ていたときのこと。
初めて弾く曲などは正しい音で

弾けているかどうかを
娘の横について確認している。
私はピアノが弾けないため、

見本を見せることができないので、
楽譜を見ながら指摘をするだけ。


一通り弾けるようになると、

弾く回数だけ決めて
後は娘に任せている。

間違っているところがあっても、
普段はピアノ教室で修正してもらうという

流れができていた。


新型コロナの影響で、

ピアノ教室がお休みになったため、
先生の指導を受けることなく、

ひたすら自宅での練習が続いていた。

課題曲が変わらないため、

毎日の練習でも軽快に弾いている。
調子よく弾いているため、

上手に弾けていると思っていた。

 

機嫌よく練習しているため、

そのままにしていたのだが、

何かが引っかかる。

 

久しぶりに横について弾く様子を見てみると、
曲の最後の一音を自分で付け足していた。
練習の合間に課題曲をアレンジして

遊んでいたのだが、
いつの間にか楽譜通り弾くものまで

崩れていた。

 

この一ヶ月ほどその調子で弾いていたために、
楽譜通りの音に戻すのに、

娘自身は普段と違う指の動きにイライラ。
頭と指が間違った方で刷り込まれたため、
正しい動きに違和感を覚えている。

 

週一回先生に見てもらって、

正しい型に直してもらっていたが、
自分の知らない間に習慣化し癖がつく。


これは仕事や普段の過ごし方も全く同じ。

誰からの指摘を受けることもなく、
自分がこれでいいと思って過ごしていると、
気づいたときには本来の型や自分の理想と

ずれている。

 

自分がどうなっているかをすべて自分で

客観視することはできない。
自分のあり方や動き方を見直すには、
別の誰かからの刺激が必要。

信頼できる人や心の支えのような人に
自分の今を見てもらい、

アドバイスをもらうことで、
軌道修正をする。
気づいたら違うとこにいた、

となる前に指摘をもらうことで、
自分の理想型に整えることができる。

 

「自分の癖になっているものはどんなものがありますか?」