蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

たくさん仕入れて厳選してから自分に取り込む

==============================
2020年10月14日 蛻変の記210号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
=============================

昨日は、大学4年生が気になる大人にインタビューするというオンラインサロンの企画に参加しました。
30分間、気になったことを聞くというもの。
第一回目にもかかわらず、インタビュー風景をZoomで公開されていました。

一回目ということでインタビュアーもインタビューイも勝手がわからないままスタート。
初めにインタビューイが「聞かれたことだけに答える」と宣言されたことで、
すんなりとインタビュアーが話し出すきっかけが生まれる。

話の詳細はここではかけないですが、
インタビューイについているタグを始めるキッカケから
仕事の話、お酒の飲み方から年収といったなかなか踏み込めない内容まで
インタビューイの世界を引き出していました。

いろんな話題を聞いているうちにあっという間に30分が立ち、インタビューは終了。
私は30分間のやり取りを見させてもらっていたのですが、
これが正解という質問の仕方はない!ということを再認識しましたね。

インタビューをやり取りしている当人同士のキャッチボールの世界。
傍観者がえっ?と思うような聞き方をしても、インタビューイが気持ちよく答えてくれればそれでよい。
私ならこう聞くというやり方があっても、インタビュアーが使うと違和感がでて、相手が答えてくれないかもしれない。
インタビュアーが今回、うまく突っ込めた質問も別のタイミングや別の人ではささらないかもしれない。
質問一つとっても自分がどう相手と向き合うのかを考えさせてくれる時間でした。

30分のインタビュー終了後は、観覧していた人たちを交えての振り返り会。
前段のインタビューで続きが気になる話やインタビューの仕方について、ざっくばらんに語り合う。
年代も性別もバラバラな上に、私にとっては大半が初めましての方ばかり。

各々自分の思うところを述べるのですが、
私にとって「それは違うやろ」とか「うん?」と思うようなことがなかったんですよね。
その場にいた人が私の発言に違和感を持たれたかもしれないけれども、
私が参加者の発言に違和感を持つことはなかった。

というのも、皆さん、「自分はこう思う」とか「自分ならこうしてたかも」という事例紹介のような形で発言されていたんですよね。「こうすべき」とか「こうしないとダメ」というのはなかった。
価値観や考え方を否定するのではなく、引き出しを増やすイメージ。
取り入れるかどうかは聞いている人次第でよく、オプションは増えている。
聞いてメモをすればするほど、知見が積み重なっていく。
そんな時間でした。

最後に出席者の方から大学4年生へのフィードバックが素晴らしいまとめがあった。
色んな人の話をメモして足し算になっているかもしれないけれど、最後は引き算だからね
メモを取っているときは自分にとってプラスになることが溜まっていく。
そのメモを元に実践に移そうとすると、どれを取り組むかで迷いが生じる。
ストックしてある自分に反映させたいものを一度にまとめては取り込みづらい。

何を選ぶのか、組み合わせるのかなど自分の編集力が問われることになるんですよね。
自分を動かすプログラムを改修するのも自分。
有意義だと思うことを取り込んでも、システムが機能しなくなっては意味がない。
どんなパッチを当てるのかは「自分がこうありたい」というのをもっていると、
取捨選択はしやすいのかなと私は思います。

最後は引き算」みたいに自分ができていることを言語化できる人には憧れる。
こういうことがさらっとできる人間になりたいものです

たくさんあるアドバイスから自分の辞書に何を取り入れますか?